〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県いわき市にある自然農法の農園で、昨年にキウイを剪定した枝葉を畑に堆積していた。
その堆積したキウイの枝に直径10cmよりも小さく、白っぽい色の蜂の巣が作られていた。
昨日、畑で作業していたら、追いかけられた。
この蜂の巣を殺虫剤を使わずに駆除してほしいとのこと
直ちに現場に向かう(2019年6月27日)。
畑にこんもりとキウイの枝葉が堆積された場所があった。
蜂の巣があるところまで案内してもらうと、堆積した枝の中に直径10cmほどの白っぽい蜂の巣が見えた。
この蜂の巣を作っていたのは、コガタスズメバチだった。
スズメバチの巣を観察していると、異変に気付いたのか、女王蜂が巣の外に出てきた。
この巣は初期巣の逆とっくり型の巣の細い筒の部分が、すでにかじり取られて球状の巣になっていた。
コガタスズメバチの初期巣で最初に羽化した働き蜂が逆とっくり型の巣の細い筒をかじり取って球状にする習性がある。
そのため、この蜂の巣では、すでに羽化した働き蜂が何匹かいることが分かる。
このことを踏まえて、殺虫剤を使わないで駆除する方法を考える。
いわき市でスズメバチの巣駆除の現場
スズメバチの巣が堆積され枝の中に(いわき市)
粘着板をうまく使って駆除することにした。
いざやってみると、堆積した枝がからみあう中にスズメバチの巣があるので、粘着板の扱いが難しい。
巣の近くまで粘着板を差し込むのに邪魔になる枝をソーッと剪定ばさみで切る。
そして、強引に粘着板を枝の中の巣の近くまで差し込み、巣の表面に出てきたスズメバチを剪定ばさみで粘着板に落とす。
これで巣の中にいた女王蜂と働き蜂2匹を粘着板で捕虫した。
巣から出てきたコガタスズメバチ(いわき市)
スズメバチたちを粘着板に落とす(いわき市)
蜂の巣がついていた枝を切り取って蜂の巣を回収する。
駆除した蜂の巣を見ると働き蜂3匹の羽化跡があった。
捕虫した働き蜂が2匹だから1匹足りない。
しばらく待ったが、残りの1匹の働き蜂は戻ってこなかった。
1匹の働き蜂が戻ってきたとしても巣を再生できないので、問題はない。
スズメバチの巣を回収(いわき市)
駆除したスズメバチの巣(いわき市)
剪定したキウイの枝葉が畑に堆積され、その中の枝にスズメバチが巣を作っている様子。
粘着板で駆除することを決め、キウイの枝を切り取りながら巣の近くに粘着板を持っていく様子。
巣から出てきたスズメバチたちを剪定ばさみで強引に粘着板に付着させている様子。
巣をキウイの枝から切り取っている様子。
駆除した巣と粘着板に捕虫されたスズメバチを観察している様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「いわき市でスズメバチ駆除- 自然農法の農園で蜂駆除!殺虫剤は使えない!」
殺虫剤を使わない駆除方法は、さまざまな方法が考えられる。
例えば、掃除機で吸引する方法、捕虫網を使って飛び出してきたスズメバチを捕虫する方法など・・・
ここでは、掃除機を持ってきていなかったので、粘着板を使って駆除することにした。
粘着板を用いる方法は、飛び回るスズメバチを確実に捕虫ができ、空中戦の命中率が悪い殺虫剤をスプレーするよりも効率的に駆除ができる手軽な方法である。
この現場で、思い描くような駆除ができず、スズメバチが飛び回っってしまったとしても、確実に捕虫できる粘着板で対応できると考えていた。
その現場にあわせて、臨機応変に対応できるように駆除の方法は1つだけでなく、いくつかの方法を、いつでも使える技術として持っておく必要があると痛感した。
お電話でのお問合せ・ご相談
お電話およびフォームでのハチ・スズメバチに関するお問合せやご相談は年中無休で24時間 ルイワン代表の大類が受け付け・対応しております。いつでもご連絡ください。