〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
湯川村で樹洞の中の巣に出入りするヒメスズメバチ
樹洞の中からかき出したヒメスズメバチの巣
湯川村役場の担当者様から「湯川村で留守宅の敷地内にある林から出てきたスズメバチが町道を飛び回っています。この敷地の所有者からスズメバチを駆除してほしいとのことで湯川村役場が仲介しています」とスズメバチ駆除を依頼されました(9月下旬)。
駆除依頼があった当日の午後にスズメバチ駆除にうかがいました。町道に近い場所にある樹木からスズメバチが出てくるというので、林の中に入って慎重にスズメバチが出入りする場所を探しました。
スズメバチが飛んできて樹木の根本にある樹洞の中に入っていくところを見つけました。その樹洞は町道まで2~3mほどしか離れていません。スズメバチは、お尻が黒いという特徴があるヒメスズメバチでした。身体がオオスズメバチに次いで大きいことから怖がられるのですが、スズメバチの中でもっともおとなしいヒメスズメバチです。樹洞や床下など閉鎖的な場所にこじんまりとした小世帯の巣を作ります。
先ずは、巣がある樹洞の中にノズルを挿入して、殺虫剤を樹洞の中に噴射しました。殺虫剤がかかったヒメスズメバチたちが苦悶しながら樹洞の外に出てきます。スズメバチが外に出てこなくなったところで、ファイバースコープを樹洞の中に挿入してヒメスズメバチの巣を探しました。巣は樹洞の出入口から30cmほど上方に作っていました。バールを樹洞の中に入れてスズメバチの巣をかき出しました。
飛び回るスズメバチを粘着板で捕虫し、その捕虫した粘着板を樹洞の入り口に設置しました。外出から戻ってきたスズメバチは、粘着板に捕虫されたスズメバチに誘引されてくっついていきます。この習性を利用して外出から戻ってくるスズメバチ対策としました。
湯川村で2階のベランダの天井に作ったスズメバチの巣
ベランダの天井に作ったキイロスズメバチの引っ越し巣
湯川村にお住いのお客様から「2階のベランダの天井に直径20cmくらいのスズメバチの巣が作られています」とスズメバチの巣駆除を依頼されました(8月中旬)。
スズメバチはキイロスズメバチで巣の大きさは直径15cmほどになっていました。7月に近くから集団で引っ越してきて作られた巣です。キイロスズメバチには引っ越しする習性があります。
スズメバチ駆除はベランダに小さな脚立を設置して、静かに巣に近づき巣穴から殺虫剤を巣の中に噴射しました。スズメバチが巣から出てこなくなったところで捕虫ネットで巣をひっかけて撤去しました。撤去後に残った巣の残渣はスクレーバーで削り取りました。
日中のスズメバチ駆除だったので外出から戻ってくるスズメバチがたくさんいます。巣跡を飛び回るスズメバチを粘着板でできるだけ捕虫しました。そのスズメバチを捕虫した粘着板を巣跡に設置しました。
この粘着板の設置は巣跡に戻るスズメバチ対策としては優れた方法です。巣に戻ってきたスズメバチは粘着板に捕虫されたスズメバチに誘引されてくっついていきます。この習性を利用したスズメバチ対策です。
撤去したキイロスズメバチの巣を解体して中を観察しました。白い繭をかぶった蛹が目立っていて、この引っ越し巣から成虫になった羽化跡もわずかにありました。このことは引っ越し前の巣(母巣)に残っていた幼虫や蛹のほとんどが成虫になって引っ越し巣に集合していたことを示しています。
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