〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
郡山市役所にある郡山市教育委員会から「海老根小学校で3階の教室のベランダにスズメバチの巣が作られている」とスズメバチの巣駆除の緊急要請がありました。
送っていただいた現場の写真からキイロスズメバチの引っ越し巣であることがわかりました。そのため、引っ越し前の巣である大元の巣を探す作業も発生する可能性があります。キイロスズメバチは引っ越し習性があるので厄介です。
このスズメバチ駆除をするために以下のことを考慮しました。①キイロスズメバチの危険性を考慮すると小学校内に誰もいなくなっていること②3階の教室のベランダに出て駆除作業を進められること③大元の巣を探す作業が必要な場合、周りが見えなくなる夜では探せないこと。
そのため、教頭先生と日程を調整して、駆除の要請から2日後で小学校に誰もいない土曜日に駆除に行くことにしました(2024年9月7日)。
現場に到着して、先ずはグラウンドからスズメバチの巣を確認しました。3階の教室のベランダの天井に直径25cmほどのキイロスズメバチの引っ越し巣があります。スズメバチの出入りは活動最盛期だけあって頻繁です。
駆除道具の一式を持ち、教頭先生に3階の教室まで案内してもらいました。教室にはクーラーが完備されていて教室の窓を開ける必要がありません。作業の段取りをするため、教室からベランダに出て現場を確認しました。
このキイロスズメバチの巣は、7月の夏休みごろに近くから集団で引っ越して来て作り始まったようです。夏休みが終わって、クーラーが効いている教室で窓を開けずにいましたが、たまたま大きくなったスズメバチの巣を見つけてビックリといった経緯でしょうか。スズメバチの巣は、ちょうど死角になるベランダの隅の天井にありました。
郡山市の海老根小学校でスズメバチ駆除の現場
ベランダのキイロスズメバチの引っ越し巣(郡山市)
防護服に着替え、駆除を開始します。先ずは巣に静かに近づき、小さな脚立を巣の下方に設置します。左手にノズルを装着した殺虫剤、右手に殺虫剤を持って脚立に上がって巣に近づきます。
巣穴にノズルを挿入して巣の中に殺虫剤を注入すると同時に、巣の表面に群がるスズメバチに殺虫剤を噴射します。
次に、スズメバチが静かになったところで、捕虫ネットで巣を撤去します。引っ越し巣が さほど大きくなかったので、意外とあっさりと撤去できました。
残った巣跡の残渣を削り取ります。巣が巨大化して幼虫や蛹がいっぱい詰まってくると巣はかなりの重さになります。その巣を根元で支えなければならないので、天井にへばりつく巣の残渣はコンクリート並みの強度です。
殺虫剤をノズルで巣の中に注入・巣の外に噴射(郡山市)
スズメバチの巣を捕虫ネットで撤去(郡山市)
巣跡に戻るスズメバチが増えてきて飛び回ります。この巣跡に戻ってくるスズメバチを粘着板で捕虫します。
このスズメバチを捕虫した粘着板を巣跡に設置すると、戻ってくるスズメバチ対策になります。巣跡に戻ってきたスズメバチは、粘着板に捕虫したスズメバチに誘引されて粘着板にくっつくのです。このスズメバチの習性を利用しています。
撤去したキイロスズメバチの引っ越し巣を解体します。解体すると巣盤にたくさんの羽化跡がありました。このことから引っ越し前の大元の巣では、ほとんどが羽化して、この引っ越し巣に集合していると判断できました。そのため大元の巣を探す作業は必要ありません。
9月上旬のキイロスズメバチの引っ越し巣の巣盤は、4層になっていました。巣盤の4層の全てに蛹が入った白い繭が多く、爆発的に蛹から羽化した成虫が飛び回る直前の巣でした。女王蜂も出てきました。
戻るスズメバチ対策で巣跡に粘着板を設置(郡山市)
撤去したキイロスズメバチの巣を解体(郡山市)
9月上旬、夏休みが終わって間もない頃に、郡山市教育委員会から海老根小学校3階の教室のベランダ天井に作られたキイロスズメバチの引っ越し巣駆除を要請さました。
その現場の状況やキイロスズメバチの引っ越し巣の駆除シーン、および撤去した引っ越し巣を解体して巣の中を観察しています。これら一連の様子を動画で紹介します。
「郡山市役所からスズメバチ駆除の緊急要請! 海老根小学校3階のベランダ天井に蜂の巣!」
キイロスズメバチの引っ越し時期の駆除は、厄介なことが多いです。引っ越しの最中であれば、大元の巣と引っ越し巣をスズメバチたちが頻繁に行き来します。そのため、その行き来しているスズメバチに遭遇する確率が高まり危険です。
また、キイロスズメバチの引っ越し巣を駆除・撤去して女王蜂を駆除したとしても、大元の巣があると生き残った働き蜂だけで巣を再生することがあります。
そのため、大元の巣の生育状況を推定するため、引っ越し巣を駆除後、解体して巣盤を観察する必要があります。
解体した引っ越し巣の巣盤に働き蜂が羽化した跡がなくて繭と幼虫しかなかったら大元の巣を探し出して駆除する必要性が出てきます。一方、巣盤に働き蜂の羽化跡があれば、大元の巣では働き蜂がほぼ羽化が完了して引っ越し巣に集合していると推定できます。
今回の海老名小学校のキイロスズメバチの引っ越し巣の巣盤の観察で大元の巣では、ほぼ羽化が完了して引っ越し巣に集合していると推定できました。9月上旬となれば、キイロスズメバチの引っ越しは完了していることが多いです。
小学校という子供たちがたくさんいるような公共施設では、安全を第一に考えてスズメバチを駆除することが要求されています。
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