〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
田村市役所から「田村市船引町にある市営住宅で窓の小屋根付近の隙間からスズメバチが出入りしています。スズメバチが飛び回っているため、住人の方が すぐ来て駆除してもらいたいという要請がありました」と緊急の駆除を要請されました。
スズメバチが壁の小屋根付近の隙間から出入りすることから壁の中に巣があるのだろうと単純に考えて、直ちに現場にうかがいます(2024年7月11日)。
現場の状況を観察することから始めました。
現場に到着して市営住宅を見ると、窓の小屋根付近の板壁の隙間にガムテープが貼られていました。巣に戻ってきたスズメバチたちが出入り口をふさがれて巣に入れず、ウロウロしています。
スズメバチは、どこにでも巣を作ることができる暴れん坊のキイロスズメバチです。巣に戻ってくるスズメバチが増えてきて飛び回り、非常に危険な状況でした。
住人の方からの聞き取りで、ここで起きていることを考えてみました。
住人の方に話を聞くと「作り始まった巣だから、飛び回るスズメバチや出入り口にキンチョールをかけ、さらに出入りしていた隙間を埋めた」とのこと。素人の方が 安易に考えて、よくやってしまう駆除の方法です。
このような方法で対処したため、戻ってきたスズメバチが巣に戻れずに飛び回る危険な状況になりました。また、長期的に考えれば、出入り口をふさがれた内部のスズメバチたちは、新たな出入り口を探し出して予想もしない場所から出入りを始める危険な状況にもなります。
壁の中など閉鎖的な場所に作ったキイロスズメバチの巣は、5月初め頃から越冬を終えた女王蜂が単独で作り始めています。7月中旬になれば、家族が増えて かなりの数のスズメバチがいます。けっして作り始めの巣ではありません。
スズメバチが出入りしていた隙間がすべて塞がれると、主にスズメバチが出入りしていた隙間が分からなくなります。それが厄介な駆除しずらい状況を作ってしまいます。
キイロスズメバチは、閉鎖的な場所に巣を作ると、一つの出入口を使って出入りすることが多いです。その出入り口が分からない状況は一気に難しい駆除へとレベルアップします。
先ずは、見えない巣の場所を特定することから始めます。
住宅の中に入らせてもらって壁を叩いてもスズメバチの羽音が、聞こえません。壁の中ではないのかと疑問を持ちながら、設置した脚立に上がって小屋根と板壁付近を観察をします。
戻ってきたスズメバチたちは、板壁の中に入れず、小屋根付近でウロウロしています。壁の中に作っているのだろうか・・・。壁の中ではないとしたらどこに巣を作っているのだろうかと悩みます。
この事例のように駆除に失敗した現場でのスズメバチ駆除は、最初の状況が変貌して分からなくなっているため、厄介で難しくなります。しりぬぐい的な駆除は、かなりのストレスを感じます。
田村市船引町でスズメバチ駆除の現場
スズメバチが巣に戻れない光景(田村市船引町)
駆除を開始します。
とりあえず板壁の隙間に貼ったガムテープを剥ぎ取ります。ところが、その板壁の隙間から壁の中にスズメバチは入ろうとしません。
壁の中に巣があるかを確認します。板壁にドリルで穴を開けて、その穴からファイバースコープを挿入して壁の中を見ることにしました。
ファイバースコープを壁間に挿入し、壁の中を観察しましたが、巣はありません。どこから出入りして、どこに巣を作ったのだろうかと悩みます。
小屋根と壁の接点部分にある隙間に何気なく差し込まれた紙片があるのを見つけました。この隙間が巣への出入口かもしれませんが、住人の方はガムテープを貼っているところからスズメバチが出入りしていたと言うので混乱します。
小屋根と壁の接点部分の隙間に差し込まれた紙片を取り除きます。すると、巣に戻ってきたばかりのスズメバチが、なんとその隙間から壁の中にスーッと入って、右の方向に潜っていきました。
このことから、小屋根の軒裏天井に巣があるのではないかと思い、軒裏を叩きました。すると、軒裏天井からビックリしたスズメバチたちの羽音が聞こえてきました。
やっと巣がある場所が分かってストレスから解放されてホッとした気持ちになります。
スズメバチが巣に戻れずにウロウロする様子(田村市船引町)
戻ってきたスズメバチが隙間から潜る様子(田村市船引町)
軒裏にドリルで穴を開け、ファイバースコープを挿入すると、軒裏天井に作った巣が確認できました。さらに、軒裏にドリルで穴を開けて、ノズルを使って殺虫剤を注入する準備をします。
軒裏にドリルで開けた穴からノズルを挿入し、ファイバースコープで観察しながら殺虫剤を巣の中に注入します。巣を確実に壊滅するために、しっかりと殺虫剤を巣の中に注入します。
巣を取り出しませんが、軒裏を壊さずに殺虫剤を巣の中に注入してスズメバチの巣を壊滅することを目指します。殺虫特性が異なる2種類の殺虫剤を巣の中に注入しました。
ファイバースコープでスズメバチの軒天の巣を確認(田村市船引町)
ノズルで軒天のスズメバチの巣の中に殺虫剤を注入(田村市船引町)
殺虫剤が巣の全体に まんべんなくかかっているかをファイバースコープを挿入して確認しました。
軒裏に開けた穴を埋めます。外出から巣に戻ってくるスズメバチ対策として、スズメバチを捕虫した粘着板を巣への出入口に設置しました。
粘着板に捕虫したスズメバチは、戻ってきたスズメバチを誘引します。すると、戻ってきたスズメバチが粘着板にくっつくことになります。
軒天のスズメバチの巣に殺虫剤がかかっていることを確認(田村市船引町)
戻ってくるスズメバチ対策として出入り口に粘着板を設置(田村市船引町)
キイロスズメバチが田村市船引町にある市営住宅で閉鎖的な見えない場所に巣を作っていました。スズメバチが巣に出入りする当初の様子が分からない大きく変貌した現場でした。
そのスズメバチの巣の探索で迷うことが多く、ストレスをかかえつつ駆除まで到達した経緯を動画で紹介しています。難しい駆除でしたが、建物のどこも壊さずにルイワン独自の方法で駆除できました。
「田村市役所からスズメバチ駆除の緊急要請!市営住宅の窓の小屋根でスズメバチが出入り!」
スズメバチ駆除に失敗した現場では、当初は豊富にあった駆除のヒントがかき消されて変貌した現場になってしまいます。一気に厄介で難しい駆除になってしまいます。
この事例の現場では、当初はガムテープが貼られていた板壁の隙間から壁の中にスズメバチが入っていたのだろうかと、さんざん混乱しました。一歩間違えれば、壁間に巣があるはずと、いたずらに巣を探し出すために板壁を剥がし続けていたかもしれません。
閉鎖的な場所に作ったスズメバチの巣は、出入り口となっている隙間を埋めれば駆除できるという発想で駆除が行われた現場をたくさん見てきました。
そのような現場では、この事例のように巣に戻ってきたスズメバチが巣に入れず、ストレスをたまっているかのようにウロウロして飛び回って危険な状態になります。あるいは、出入り口をふさがれたため、別の隙間を出入口とするため、家の中に入ってくるなどの危険な状況になる場合もあります。
出入口となっている隙間を埋める方法でうまくいくのは、隙間を埋めて完全に密閉される場合のみなのではないでしょうか。堅牢そうに見える建物でも構造的な隙間はいっぱいあります。
建物の隙間を埋めて閉鎖的な場所に作ったスズメバチの巣を駆除するという発想は、完全に密閉されているという確証がない限り、危険な状況を招くことが多いです。
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