郡山市でスズメバチ駆除- 庭木に作った逆とっくり型の初期巣を夜に駆除する方法

スズメバチの巣は、玄関を出たすぐ横にある庭木に作られていました。

スズメバチはコガタスズメバチで、逆とっくっり型の巣はコガタスズメバチの初期巣です。

越冬を終えたコガタスズメバチの女王蜂が５月から単独で作り上げた巣です。

庭木の繁茂した枝葉に隠れるように逆とっくり型の巣が作られていました。

おそらく巣を見つけた大工さんは、スズメバチが庭木の中に入るのを目撃して、巣を発見したと思われます。

「スズメバチが、近ごろよく見かけるようなったなぁ」と感じたら、そのスズメバチがどこに行くかを見定めることです。

このように感じた場合、意外と近くに巣を作っている確率が高いです。

逆とっくり型の巣で細い筒の部分がある限り、巣の中にいる成虫は女王蜂だけです。

（ただし、６月中旬頃になると細い筒の部分があっても たまに働き蜂がいることもあります）。

この女王蜂をやっつければ、あとは巣の中に成虫はいないですから巣をもぎ取れば駆除は完了します。

また、日が落ちて暗くなった頃には、女王蜂は確実に巣の中にいます。

このスズメバチの巣の駆除の方法として、細い筒になっている巣穴から殺虫剤を吹き込もうと考えていました。

庭木の枝葉が密集し過ぎていたので、殺虫剤のスプレー缶が触れてて、駆除の邪魔になる枝をソーッと剪定ばさみで切ろうとしました。

そして、枝を切った瞬間に女王蜂が巣の外に出てきてしまいました。

日中であれば、異変を感知して出てきた女王蜂は、すぐに巣を離れて飛び回ります。

ところが、夜なので、女王蜂は飛び回ることなく、巣の上で警戒しているだけでした。

「これはしまったことをした」「女王蜂が巣の中に戻るまで待つしかないか」と思い込んでいました。

でも、すぐ考え直し「敵は女王蜂だけ！せっかく出てきて姿を見せているなら、それを殺虫剤で狙い撃ちすればいいだけだ」と考え直します。

殺虫剤を準備して巣の上にいる女王蜂をねらって殺虫剤をスプレーします。

殺虫剤のスプレーが命中した女王蜂は、地面に落下していました。

巣の外に出てきた女王蜂をやっつけたので、巣には成虫がいなくなりました。

あとは、巣を撤去するだけで駆除が完了しました。

駆除した巣を解体すると、６月中旬の逆とっくり型の巣の中には、まゆをかぶった蛹まで成長したものがいました。

蛹の白いまゆをむいてみたら、まだ幼虫の姿をしていました。

庭木の枝葉が密集する中に作られていた逆とっくり型のコガタスズメバチの初期巣の様子。

駆除に邪魔になる枝葉を剪定しようとしたら女王蜂が外に出てきて巣の上で警戒している様子。

その成虫をねらって殺虫剤をスプレーして、命中した女王蜂が落下する様子。

駆除した巣を撤去して、６月中旬のコガタスズメバチの巣の中を見て、どの程度の成長具合かを観察している様子。

これら一連の様子を動画で紹介します。