郡山市のお客様がスズメバチ駆除をご依頼するまでの経緯
福島県郡山市で地域交流センターの室外機の中からスズメバチが出入りするのを5日前に見つけた。
エアコンの室外機のカバーの隙間から出入りしてたので、その隙間を2日前にガムテープで塞いだ。塞いでみたら、今度はいろんな場所からスズメバチが出入りするようになってしまった。
自分たちでは、どうしようもないからと駆除をご依頼することに(2018年8月26日)。
郡山市でスズメバチ駆除の現場
室外機の中に出入りしていたスズメバチは凶暴なキイロスズメバチだった。キイロスズメバチの9月下旬の巣にしては、スズメバチの出入りがあまり激しくない。室外機の側面にあるカバーの隙間がガムテープで塞がれていた。
ふつう、キイロスズメバチは出入り口を1か所に定めて出入りしている。ところが、当初の出入り口を塞がれると、いろんな隙間から出入りすることになる。思ってもみない所から出入りすることもある。
この事例では、室外機の巣に戻ってきたスズメバチは、当初の出入り口が塞がれたので、裏側にある大きなすき間から主に出入りしていた。エアコンの表側にも隙間があるが、まれにそこからスズメバチが出入りすることもあった。
ヘタにスズメバチの巣への出入り口を塞がれた現場での駆除は、やりにくくなることが多い。当初の出入り口を基準にしていたスズメバチの行動が変わるからである。いろんな所から出入りを始めるので人間との遭遇チャンスが増え危険である。
公共施設ともなると、人が集まってくるところでもあり、特に注意が必要な場所である。
郡山市でスズメバチの駆除作業の概要
先ずは、当初の出入り口のガムテープをはがした。この作業をしているときに、暴れん坊のキイロスズメバチだけあって、攻撃してきた。
室外機の側面のカバーのネジを丁寧にはずしていった。
カバーの隙間から室外機の中をのぞき込むと、当初の出入り口の近くに巣が見えた。
そこで、その隙間からスズメバチの巣の中にだけ確実に届くように殺虫剤をスプレーした。室外機も精密機械なので、殺虫剤のスプレーが巣の中にだけ吹き込まれるように注意した。
その後、カバーをはずして巣の撤去を行った。巣は2層と小さな巣だった。
巣跡に外出から戻ってくるスズメバチがいるので、独自の方法で戻り蜂対策を実施した。
その後、はずしたカバーをもとの状態に戻して駆除が完了した。
郡山市でスズメバチ駆除事例を動画で紹介
出入り口を塞ぐと、次はキイロスズメバチがどのような行動をとるかという疑問に明確に答えた動画である。また、室外機を叩いてみたら、キイロスズメバチはどのような反応をするかという実験も動画の中でやっている。
「郡山市でスズメバチ駆除- 室外機の中に蜂の巣!出入り口を塞いだら・・・」というタイトルでYouTubeで公開している。
郡山市のスズメバチ駆除の現場から思うこと
スズメバチが見えない場所に巣を作った時、スズメバチの出入り口を塞げば駆除できるという短絡的な発想は危険だ。この発想で駆除を失敗したという事例が多すぎるくらいだ。
出入り口を塞がれたら、必死になってスズメバチは次の出入り口を探すのは当然の成り行きである。暗闇で隙間を見つけるのは、容易なことなのだ。
一方、明るい場所で出入り口となる隙間を見つけることは容易ではない。ところが、暗闇では隙間ががれば光が勝手に漏れてくるので、その場所が外につながる次の出入り口なのである。
スズメバチの出入りする隙間を塞いで駆除が成功するのは、スズメバチが抜け出せる隙間がどこにも確実にないといえる時だけだろう。