郡山市で軒下のコードにぶら下がっていたコガタスズメバチの巣

郡山市にお住いのお客さまより「軒先にマーブル模様をしたボール状の蜂の巣があります。大きさはこぶしくらいですが、ハチが飛んでいる様子はありません」と蜂の巣駆除を依頼されました(2024年7月3日)。電話がきて すぐに現場に急行したら「すぐ来ていただいてありがとうございます」と感謝されました。「部屋の中に風を入れようと久しぶりに窓を開けたら蜂の巣があったので驚いてしまった」とのこと。軒下にあるコードにぶら下がるようにスズメバチの巣が作られていました。越冬終えたコガタスズメバチが作った逆トックリ型からボール型に変貌したばかりの蜂の巣でした。そして、駆除を開始します・・・
郡山市で軒下にあったコガタスズメバチの巣を駆除・撤去する

逆とっくり型からボール型に変貌した蜂の巣なので、先端の細い筒をかじり取った成虫になった働き蜂がいるはずです。ちょっと用心しながら駆除を進めます。先ずは巣の中に殺虫剤を巣穴から注入しました。ここで巣の中からスズメバチが苦悶する羽音が聞こえるはずですが、何も聞こえてきません。もしかすると、この巣は去年の巣かもという思いが頭をかすめます。続いて、巣をネットで撤去しますが、今年の巣にしては軽すぎます。去年の巣だということが、ここで ほぼ確定です。
郡山市で駆除・撤去したコガタスズメバチの巣を解体すると・・・

撤去した巣を解体すると、羽化跡が目立つ空の巣でした。これで、この巣が去年の巣だったことが確定です。7月初旬という時期でボール型のコブシくらいの大きさの巣という特徴は、この時期のコガタスズメバチの巣と一致します。こうなるとスズメバチが飛んでいることが確認できたか、あるいは駆除・巣の撤去して巣を解体してみないと、今年の巣なのか古い巣なのか判断ができません。
コガタスズメバチでは、巣の営巣の開始時期に、女王蜂が事故にあったなど何らかの異変が起きて廃巣になっている例をよく見かけます。自然界で次期の世代に受け継げるまで大きな巣になることは、たいへんなことのようです。