庭木のヒバの木の剪定時にスズメバチの巣を見つけた!

郡山市にお住いのお客様から「ヒバの木の目線くらいの高さにスマートフォンほどのボール状のスズメバチの巣があります。その巣の下方には大きな穴が開いていて、スズメバチが何匹かいます」とスズメバチの巣駆除を依頼されました(2024年6月28日)。スズメバチの巣の駆除料金を提示してお客様が納得されたので、夕方にならないと誰もいないとのことで18時頃に現場に行きました。
コガタスズメバチの逆とっくり型からボール型に変貌したばかりの巣

電話でのスズメバチ駆除の依頼は息子さんでしたが、現場ではお母様が対応してくださいました。「スズメバチに刺されたら嫌だからハチ駆除の専門業者に頼むことにしました。息子がルイワンさんは役場の仕事もしていることを知っていて、間違いないだろうと頼むことにしたんです」とのこと。ルイワンを選んで頂けたことに感謝です。
「1週間前に周りの庭木の剪定をし、昨日はスズメバチの巣があるヒバの木の剪定をしました」「巣がある手前の枝も剪定していました」と、平然とお母様が話をするのですが、スズメバチに刺されてもおかしくない状況でした。
ヒバの木に作ったスズメバチの巣は枝葉に隠れた状態で目線の高さにありました。スズメバチは、おとなしくて こじんまりとした巣を作るコガタスズメバチです。ただし、巣を揺するような刺激を加えると大騒ぎして巣の上に出てきたスズメバチが一斉に襲ってきます。特に、庭木などの剪定時にコガタスズメバチの刺される被害が多発します。
越冬を終えた女王蜂が作った逆とっくり型の巣の細い筒の部分を成虫になって出てきた働き蜂が かじり取ってボール型に変貌したばかりの巣でした。
このスズメバチの巣駆除は、成虫が女王蜂でなく働き蜂も何匹かいるという前提で駆除しました。ヒバの枝を揺すらないように巣穴から殺虫剤を注入しました。巣の中でスズメバチが苦悶する羽音が静かになったところで、スズメバチの巣がついていた1本の枝を剪定ばさみで切り取って巣の撤去完了です。
スズメバチの巣を解体すると成虫になった働き蜂の数が意外に多い!

撤去したスズメバチの巣を解体して観察します。巣の中からは女王蜂も出てきました。巣盤に残っていた羽化跡を見ると5匹ほどの働き蜂が成虫になっていることが分かりました。逆とっくり型から やっとボール型になったばかりのような巣でしたが、成虫になった働き蜂の数にちょっと驚きました。
巣の形状が逆トックリ型であれば成虫は女王蜂1匹です。ところが、ボール型になった巣では、成虫になった働き蜂がいることは確実で何頭いるか分かりません。成虫になった働き蜂の数だけ危険性は高くなります。庭木を剪定する時にコガタスズメバチの巣に遭遇すると、刺される危険性が高くなる季節が到来しています。お気を付けください。