キイロスズメバチの巨大な巣が2階の物干し場にあった!

三春町で「今は誰も住んでいない空き家の2階の洗濯物干し場に直径40~50cmほどの巨大な蜂の巣が作られている」と蜂の巣駆除のお問い合わせがきました(2024年6月28日)。その電話で①その蜂の巣は、キイロスズメバチという種類のスズメバチの巣であること②その巨大な巣は昨年に作られたもので巣の中にはスズメバチがおらず空っぽであること③この巣は自分でも撤去できることをお客様に伝えました。すると「自分ではこの巨大な巣を撤去できないので撤去してほしい」と依頼されました。
物干し場の天井からぶら下がる巨大なキイロスズメバチの巣

現場に到着するなり、物干し場にある巨大な蜂の巣が目に飛び込んできました。お客様は「去年はスズメバチが飛び回ってすごいことになっていた。放っておけば巣の中は空っぽになるとお母さんが言ったので放置することにした」「このまま巨大な空の巣を放置して、誰かがハチに刺されると あの蜂の巣があるからだと言われるのが嫌だから撤去してほしい」とのこと。
お客様に玄関の鍵を開けてもらい 2階に上がって洗濯干し場で蜂の巣を近くで見ると、外から見ていた印象よりも はるかに巨大な蜂の巣が天井からぶら下がっていました。巨大な巣を目の当たりにして あらためて ものすごい数のキイロスズメバチたちが飛び回る昨年の光景を想像してしまいました。
キイロスズメバチの巨大な巣の撤去作業

このキイロスズメバチの巣は、空の巣なので設置した小さな脚立に上がって作業服のまま巣の撤去作業を進めました。スクレバーを天井の波板と巣の間に入れて巣を切り離そうとしました。すると ある程度切り離した段階で巣を左右に揺すったらポンと巣が取れてきました。思っていたよりも簡単に巣を撤去できました。
kイイロスズメバチの巨大な巣を抱えて記念撮影

めったに出会うことのない巨大な巣を抱えて思わず記念写真を撮りました。このキイロスズメバチの大きさは短径50cmで長径60cmもありました。「こんな巨大な巣はめったにないから記念に持っていきますか?」とお客さまに尋ねるといらないとのこと。この巨大な巣は、解体するのも もったいないと、今は わたしの家の物置にあります。
スズメバチの巣は1年物で、冬には巣の中は空になって翌年に再利用されることがありません。このことを知らない人が多いですが、お客様のお母さんは知っていました。近隣に家や道路がないような孤立した場所だったら巨大な巣ででも問題はないのですが、そうでなかったらキイロスズメバチの巣は駆除しないと刺傷事故が起きる可能性が高まります。キイロスズメバチはあなどってはならない危険なスズメバチです。