郡山市で庭師さんが樹木を剪定中に枝葉に隠れていた蜂の巣を発見!

郡山市にお住いのお客様が「庭にある大きな樹木(カシの木)の剪定中に庭師さんがスズメバチの巣を見つけた。そのため剪定作業を中止にしている」とスズメバチ駆除を依頼されました(2024年6月12日)。お客様は昨年も同じ樹木の高い場所にコガタスズメバチの巣を作られて、ルイワンが9月にスズメバチ駆除しています。
蜂の巣はスズメバチの巣でしたが、そのスズメバチの種類は・・・

現場を見ても「あそこに蜂の巣がある」と言われても、樹木の枝葉に隠れて蜂の巣はなかなか見つけられません。やっと見つけたときには枝葉の隙間から蜂の巣がなんとか見える状況でした。高さ7mほどの枝にぶら下がるように蜂の巣を作っていました。蜂の巣の正体は、庭師さんはキイロスズメバチの巣だと言っていたようですが、コガタスズメバチの巣のような気もしていました。脚立を設置して、そこに上がって巣に近づいて見たときに、やっと蜂の巣の正体を判定することができました。
脚立に上がって近づいてみると、枝葉の隙間から何とか巣が見えました。やや逆とっくり型っぽく、巣の模様、一重構造の巣に見えることから、越冬を終えたコガタスズメバチの女王蜂が単独で作り上げて営巣している巣と判定しました。コガタスズメバチは、スズメバチの中ではおとなしいとされています。ただし、巣が付いている枝を揺するなどして巣を刺激すると巣の中からゾロゾロと出てきて、一斉に巣を飛び立たったスズメバチに襲われてしまいます。
スズメバチ駆除と撤去した巣内の発育状況

このスズメバチ駆除は、脚立に上がって巣の底部分にあった巣穴からロングノズルを使って殺虫剤を注入しました。殺虫剤を注入すると巣の中から苦悶した女王蜂が出てきて、巣を飛び立ちました。確実に殺虫剤が当たっているので、時間が経てばどこかで殺虫効果が出てきます。枝にぶら下がる巣を昆虫捕虫ネットで撤去しました。撤去した巣の巣盤を確認すると、育房室は卵と蛹になる直前の老熟幼虫で満室になっていました。この状況から成虫は女王蜂だけで働き蜂がまだ成虫になっておらず、女王蜂を退治して巣の撤去で駆除完了です。