コガタスズメバチの初期巣、逆とっくり型の巣だった!

郡山市にお住いのお客様から「奥さんがスズメバチが飛んでいるのを見つけ、どこに巣があるのだろうと見上げたら、玄関真上の天井の隅に逆とっくり型の蜂の巣が作られていた」と蜂の巣駆除を依頼されました(2024年6月7日)。お客様に「あそこに蜂の巣がある」と玄関の真上を見上げると、壁の色と同色でほとんど目立たない逆とっくり型の巣がありました。高さ6mほどもあるので蜂の巣まで遠すぎて見えにくいのですが、このような状況でも蜂の巣を見つけた奥様に拍手です。
高所に作ったスズメバチの巣を駆除しようとすると・・・

6月で逆とっくり型の巣といえば、長い越冬を終えたコガタスズメバチの女王蜂が単独で作った巣です。逆とっくり型の巣の細い筒の部分が残っている限り、巣の中にいる成虫は女王蜂だけです。だから、女王蜂を仕留めて巣を撤去すれば、駆除は完了します。
スズメバチの茶色い巣は、壁の茶色と同じ色で分かりにくかったです。高さ6mの場所にある この蜂の巣は、2段はしごを壁にかけて駆除するというハチ駆除業者がほとんどです。ところが、玄関には、メダカを飼っている数個の容器や花を植えている多数の鉢がありました。はしごを壁に立掛けようとしたら、それらを移動しなければならず その作業は大変になります。
ルイワンでは、このような場所でも邪魔な物を移動する作業も必要のない独自の方法で駆除します。つまり、現場に着いたら、蜂の巣が高所にあって その真下にある敷地が狭かろうが、直ちに蜂の巣駆除・巣の撤去ができます。2段はしごを使わないので作業者は危険でなく、簡便な方法なので、驚くほどの低料金で駆除しています。
逆とっくり型の巣の中に女王蜂がいるかは、駆除して初めて分かる!

蜂の巣の下方には数個のメダカを飼っている容器や花を植えている多数の鉢があったので、殺虫剤がかからないようにブルーシートでしっかり養生しました。巣の中に女王蜂がいるかは、駆除してみないと分かりません。殺虫剤を巣の中に送り届けると、女王蜂が外に出てきて苦悶しながら落下してきました。女王蜂が巣の中にいたのでラッキーです。もし女王蜂が巣を留守にしていたら、女王蜂を待ちかまえて駆除することになります。あとは逆とっくり型の巣を撤去して一連の駆除作業は完了しました。
6月上旬、逆とっくり型の巣での発育状況

撤去した逆とっくり型の巣の巣盤を観察しました。巣盤にある それぞれの育房室は卵と幼虫で満室になっていました。最も発育が早かった幼虫で中熟幼虫でした。成虫になった働き蜂が出てくるまでは、まだ3週間ほどかかりそうでした。福島県では、およそ6月中旬頃から働き蜂が成虫になり始まります。