5月下旬、壁を這うモッコウバラに「とっくり型の巣」「こぶし大の巣」

郡山市にお住いのお客様から「毎日掃除している通路に近接する壁に這わせたモッコウバラに蜂の巣を見つけました。蜂の巣はとっくり型でコブシ大の大きさです」と蜂の巣駆除を依頼されました(2014年5月26日駆除)。5月下旬で「とっくり型でコブシ大の大きさ」となれば、越冬終えたコガタスズメバチの女王蜂が単独で作っている巣だと判断がつきます。
スズメバチの巣は、アッという間に大きくなって目立ってしまった!

「こんな所に蜂の巣があるなんてビックリです。毎日通路を掃除してましたが、気づいてしまったら、もう怖くて掃除もできません」とのこと。コガタスズメバチの逆とっくり型の蜂の巣になるまで、女王蜂が作り始めてから2週間くらいです。モッコウバラの枝葉に紛れて作られた巣もアッという間に大きくなってお客様に見つかってしまったのだと思います。
スズメバチを駆除し巣を撤去する

コガタスズメバチのとっくり型の巣では細い筒の先端がスズメバチの出入口です。殺虫剤を使って駆除する時は、この出入り口から巣の中に殺虫剤を注入するように噴霧します。巣の中に女王蜂がいるかいないかは殺虫剤を巣の中に注入してみないと分かりません。この事例では殺虫剤を巣の中に注入すると写真ように巣の中でガーガーと苦悶しながら女王蜂は出入口に出てきました。
トックリ型の巣で細い筒がある限りは、巣の中の成虫は女王蜂だけ!

コガタスズメバチのトックリ型の巣で細い筒がある限りは、巣の中の成虫は女王蜂だけです。もし働き蜂が成虫になっていれば、細い筒の部分がかじり取られて蜂の巣が丸くなっています。そのため、女王蜂を殺虫剤で仕留めたので、あとは蜂の巣を撤去すれば駆除は完了です。巣跡に戻るスズメバチ対策も必要ありません。コガタスズメバチのとっくり型の巣は1本の枝にぶら下がるように作るので、その枝を剪定ばさみで切り取れば簡単に撤去できます。
トックリ型の巣を見つけたら、すぐ駆除することをお勧めします!

コガタスズメバチは5月上旬から越冬を終えた女王蜂が単独で巣を作り始めます。働き蜂が成虫になって出てくるのは6月中旬頃といったところでしょうか。とっくり型の巣が珍しいと思って放置すると秋にはバレーボールの大きさになります。庭木や生垣の剪定時にコガタスズメバチに刺される事故が多発します。おとなしい性格なのですが、巣を刺激すると巣を守ろうとして凶暴化します。とっくり型の巣を見つけたら、ためらわず駆除することをお勧めします。
福島県内でコガタスズメバチのとっくり型の巣駆除の料金相場に注意!

スズメバチ駆除をする料金はハチ駆除業者によって様々であることを調査データで証明しました。コガタスズメバチの逆とっくり型は女王蜂が作り始めたばかりの巣です。だから、駆除料金も最低料金に近いだろうと考えるのが普通です。ところが、現実がそうなっていないところが、恐いです。ホームページに表示されている最低料金表示があてにならないハチ駆除業者が多いです。ハチ駆除業者を選ぶときには慎重にして、お気を付けください。