本宮市で玄関の天井に作っていたキアシナガバチの巣

本宮市にお住いのお客様から「玄関の天井に蜂の巣が作られています」と蜂の巣駆除を依頼されました。直ちに駆除にうかがいました(2014年5月18日)。玄関の天井に巣を作っていたのは、キアシナガバチという種類の どこにでもいるアシナガバチでした。長い越冬を終えた女王蜂が単独で作り始めた巣で、まだ直径5cmにもなっていない大きさです。小さな巣ですが、ハチが嫌いな方は簡単に見つけてしまいます。
殺虫剤の噴霧によるアシナガバチの巣駆除

わたしはハチは大丈夫なのですがヘビは聞くのも見るのも大嫌いです。そのため「こんな場所にヘビがいたら嫌だなと思っていると、そこにヘビがいる」というふうに誰よりも早くヘビを見つけてしまうのです。「嫌いだ」という思いには不思議なパワーが宿っているのかもしれません(?)。
アシナガバチの巣は、むきだしのまま横に拡がって大きくなっていきます。スズメバチの巣のように外被で覆われることはありません。そのため、アシナガバチの巣の中の子どもたちの発育状況も丸見えです。さらに、巣の上にいるアシナガバチの成虫たちも隠れる場所がありません。
アシナガバチに殺虫剤をかけると巣の上にいた成虫は隠れる場所がないので簡単に殺虫剤まみれになってしまいます。巣の外被で隠れ場所があるスズメバチ駆除よりもアシナガバチ駆除が難しくないのは、この巣の構造の違いが大きく関係しています。
上の写真はアシナガバチの女王蜂が殺虫剤がかかって落下する寸前のものです。殺虫剤をかけると、アシナガバチに確実にかかっているはずなのに落下することもなく飛び去ってしまうことがあります。殺虫剤が確実にかかったという自信があれば、飛び去ってしまったアシナガバチも時間が経てばどこかで絶命します。殺虫剤が、どれだけの量がアシナガバチにかかったかで絶命までの時間が決まります。
アシナガバチくらいの駆除なら自分でできるという方が多いです。一方、ハチが嫌いで自分で駆除する気にはならない方も多いです。ヘビを駆除するのは難しくないと言われても、わたしは絶対に関わらないでしょう。そのように考えるとハチ嫌いな方の気持ちがわかるような気がします。