ベランダの窓枠に作っていた小さなハチの巣の正体

郡山市にお住いのお客様から「アパートのベランダの窓枠に小さな蜂の巣を見つけた」と夕方にハチ駆除を依頼されました(2024年5月14日)。そこで「アパートであれば管理会社でハチ駆除をしてくれるかもしれないから管理会社に電話してみてください」とアドバイスをしました。しばらくすると「管理会社に電話したら共用部分はハチ駆除しますが、専有部分は個人で駆除して下さい」と言われたとのこと。そこで、あらためてハチ駆除を依頼されました。直ちに現場に向かいます。
アシナガバチの生態を説明しながらアシナガバチの駆除を進める

ベランダの窓枠に作っていた小さな巣は、長い越冬が終わったアシナガバチの女王蜂が単独で作り始めていたものでした。アシナガバチは、どこにでもいる「キアシナガバチ」でした。アシナガバチは4月下旬ごろから女王蜂が単独で巣を作り始めます。
来年も同じようなことがあるかもしれないとアシナガバチの生態を詳しく説明しながら駆除を進めました。5月のアシナガバチの駆除は簡単です。ましてや女王蜂が単独で巣を作っている5月の時期ならば なおさらです。6月になると働き蜂が成虫になって出てくるので、複数の成虫を相手に駆除をすることになって難易度は上がります。
5月のアシナガバチの駆除は、巣に戻ってきている女王蜂をめがけて殺虫剤を噴霧するだけです。女王蜂1匹しか成虫がいないので、1:1の関係で対応できます。女王蜂に噴霧した殺虫剤がかかっている自信があれば、女王蜂が飛び去ってしまったとしても時間が経てばどこかで殺虫剤が効いてきて死にます。あとは長い棒などで巣を除去して燃えるゴミに出せば完了です。もちろん長袖・長ズボン・手袋・防止・ゴム長などの服装で駆除することは基本です。
参考までにルイワン蜂・害虫駆除センターで行った5月のアシナガバチの女王蜂が単独で作ったアシナガバチの巣駆除の動画を紹介します。
いわき市でハチ駆除- 越冬を終えた女王蜂が単独で作り始まったアシナガバチの巣を駆除!
アパートに作られた蜂の巣のハチ駆除料金は誰が負担する?
アパートや借家に蜂の巣が作られたら、先ずは管理会社や大家さんに連絡して状況を説明して指示を仰ぐことです。アパートや借家のハチ駆除の対応は、管理会社や大家さんによってさまざまなので、連絡して確認することが大事です。また、連絡せずに自分でハチ駆除してしまい、後からハチ駆除費用を請求しても負担してくれないこともあるようです。最近では社宅・寮としてアパートや借家を使っている会社も多く、会社で負担してくれる場合もあるようです。