
小野町にお住いのお客様から「2年前にアシナガバチの駆除を依頼したことがあります。今年も同じような場所にアシナガバチの巣が数個ほど作られているのを今日見つけました。明日は孫が来るので、今日中に駆除してもらえませんか」と蜂の巣駆除の依頼がありました。

蜂の巣駆除を依頼されて直ちに現場に向かいます。上の写真に見える窓枠の下、出窓の軒下、壁のそれぞれの場所に3個のアシナガバチの巣が作られていました。
窓枠の下には、黒っぽくて身体が小さい「コアシナガバチ」という種類のアシナガバチが巣を作っていました。

出窓の軒下には、キイロスズメバチに似た「キアシナガバチ」という種類のアシナガバチの女王蜂が巣を作っていました。蜂の巣は50円玉ほどの大きさになっています。

壁には「キアシナガバチ」の女王蜂が小さな蜂の巣を作っていました。

さらに、近くにあった鉢植えの庭木からアシナガバチが飛び出してきて飛び去りました。もしかすると蜂の巣があるかもしれないと探します。この行動が見えにくいに場所に作った蜂の巣を探すコツです。

庭木の枝葉に隠れたアシナガバチの巣は、見つかりにくい場所にありました。庭木の枝にハチの巣が作られています。しばらく待つと女王蜂が巣に戻ってきました。アシナガバチは、窓枠の下に作っていたアシナガバチと同じ「コアシナガバチ」でした。
コアシナガバチは人の背丈よりも低い位置に巣を作ることが多いです。そのため、日常生活で この巣に何らかの行動で接触する機会が多く、襲われて刺される事故が多いです。身体が黒っぽくて小さいので目立ちませんが、動きもすばしっこいので注意すべきアシナガバチです。
このように近接していた場所に集中的に4個もアシナガバチの越冬を終えたばかりの女王蜂が巣を作り始めていました。
まだ4月下旬なので、これからもアシナガバチの女王蜂が巣を作り始める時期がしばらく続きます。今日、女王蜂を確実に駆除して巣を撤去しましたが、新しい女王蜂が また巣を作る可能性がある時期です。
昨年は1個もアシナガバチの巣が作られなかったとのことでした。今年は集中的にアシナガバチの巣が作られました。日当たりが良い場所なので、それがアシナガバチの女王蜂に気に入られて集中的に蜂の巣が作られたのでしょうか・・・謎です。