〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県矢吹町で物置の扉を開けて物を出す作業をしていたら、上の方からいきなりブーンという音が聞こえてきた。
ライトをつけて見上げると出入り口の天井にスズメバチの巣があって驚いてしまったとのこと。
駆除を依頼されて直ちに現場に向かった(矢吹町、2018年6月25日)。
先ずは「スズメバチの種類は何か」「物置へどこからスズメバチが出入りするのか」「どのくらいの頻度でスズメバチが出入りするのか」をジーっと観察した。
スズメバチは乱暴者のキイロスズメバチだった。
屋根と垂木、壁が重なる場所にある隙間がスズメバチたちの巣への出入り口だった。
この部分は建物を建てるときに必ずできる構造的な隙間だ。
その構造的な隙間は、スズメバチが屋根裏に巣を作る場合、出入り口となっていることが多い。
スズメバチの巣への出入りの頻度は、稀に出入りする程度で少なかった。
まだ6月下旬なのでスズメバチの巣は、まだ小さいだろうと推測した。
矢吹町でスズメバチ駆除の現場
スズメバチが出入りする隙間(矢吹町)
防護服に着替えて、スズメバチの巣に振動が伝わらないように物置の開き扉を静かに開けた。
物置の中に入ると、出入り口のすぐ真上の天井に直径12cm程のスズメバチの巣があった。
スズメバチの巣穴は蜂の巣の下側にある。
殺虫剤を持って蜂の巣に近づくと1匹のスズメバチがさっそく攻撃してきた。
キイロスズメバチの巣は、小さな巣であっても静かに近づいてもスズメバチに気づかれて攻撃されることが多い。
蜂の巣の下側にある巣穴をねらって殺虫剤をスプレーすると、ハチの巣は外皮が薄いためにスプレーの勢いで簡単にボロボロになった。
蜂の巣の中にいた女王蜂や働き蜂は、ボロボロになった蜂の巣の底から地面に落下した。
物置の天井に作られたスズメバチの巣(矢吹町)
物置の天井に作られたスズメバチの巣(矢吹町)
そして殺虫剤をスプレー後、蜂の巣を撤去した。
撤去した巣は、2層になっていた。
巣内の様子を観察すると巣には20~30匹分ほどの羽化跡が残っていた。
このことからキイロスズメバチの巣は5月上旬ごろから越冬を終えた女王蜂によって作られ始めたと推測した。
働き蜂もたくさん成虫になっている巣、そして日中の駆除なので、外出から巣跡に戻ってくるスズメバチたちがいる。
巣跡に戻るスズメバチ対策は独自の方法で実施した。
駆除したスズメバチの巣(矢吹町)
駆除したスズメバチの巣の女王蜂(矢吹町)
物置の屋根と壁が重なる部分の隙間からスズメバチが飛び出してくる様子。
物置のドアを開けてスズメバチの巣を探してあて観察している様子。
スズメバチの巣の駆除と撤去シーン。
そして、スズメバチの巣内の様子を観察している様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「スズメバチ駆除 in 矢吹町- 物置から物を出してたら頭上でブーンいう音! 見上げれば天井にスズメバチの巣!」
物置に作られたキイロスズメバチの巣は小さかったが、羽化して成虫になった働き蜂が多数いたことに驚いた。
キイロスズメバチの場合、蜂の巣が小さいくとも、ソッーと巣に近づいても警戒したスズメバチが襲ってくる。
小さな巣からスズメバチが飛び立ち、襲ってくるシーンを動画で撮影することができた(詳しくは動画を参照のこと)。
蜂の巣が小さいからとキイロスズメバチを甘くみてはいけない。
へたをすれば、物置から物を出しているときに刺されていたかもしれない。
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