〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県天栄村で町内会が道路沿いに植えられたツバキを剪定ばさみで剪定していた。
そのとき、剪定していた方がスズメバチに右手の甲を刺されてしまった。
刺された後、殺虫剤をかけたが、まだスズメバチが出入りするので、会長さんが駆除を依頼された。
駆除を依頼され、直ちに現場に向かう(2019年8月6日)。
道路沿いにあるツバキなので、きちんと駆除しないと通行する方がスズメバチに刺される危険性がある。
スズメバチは凶暴なキイロスズメバチ!
ツバキの枝葉が密集し過ぎて、いろんな方向から外観を観察しても どこに蜂の巣があるのか、わからなかった。
ときどき外出から戻ってくるスズメバチがいるが、あっちこっちからツバキの樹内に入って行く。
スズメバチを目で追ってもツバキの樹内のどこに行きつくかわからない。
このままでは、なかなか蜂の巣を見つけられそうにないため、防護服に着替えて巣を探すことにした。
防護服に着替え、思いっきり枝葉をかき分け、ツバキの樹内をのぞき込んで巣を探す。
そして、やっとスズメバチの巣を見つけることができた!
蜂の巣を探して枝葉をかき分けている間に巣を刺激してしまった。
スズメバチたちは、敏感に反応してブーンという羽音ともに攻撃してくる。
殺虫剤を吹き込む巣穴の位置が、なかなか確認できず、何度も樹内をのぞき込むことになった。
樹内をのぞき込むたびに、ドンドンとスズメバチたちの攻撃が激しくなる。
やっと巣穴が確認できたので、スズメバチが静かになるのを待って、駆除を開始することにした。
しばらくして、スズメバチが静かになったところで駆除を開始する。
枝葉をかき分け、迷わず確認していた巣穴を目がけて殺虫剤をスプレーする。
そして、巣の撤去と作業を進める。
スズメバチの巣は、1本の枝にぶら下がるように作っていたようで、その枝を切り取った途端に地面に巣が落下してしまった。
巣跡に戻ってくるスズメバチも多く、そのスズメバチ対策を独自の方法で行った。
スズメバチの巣の巣盤は3層になっていた。
巣の中からは女王蜂も出てきた。
この巣では巣の頂上部に色違いの巣の部分があった。
この色違いの巣は、越冬を終えた女王蜂が単独で作った初期巣の痕跡だ。
このことから、この巣は5月前後から女王蜂が作り始めたキイロスズメバチの巣であることが分かる。
ツバキの枝葉が密集し過ぎて、いろんな方向から外観を観察してもスズメバチの巣が見つけられない様子。
防護服に着替えて枝葉をかき分けてゆき、スズメバチの巣をやっと見つけた様子。
巣を見つけた時にスズメバチたちが騒ぎ出す様子。
殺虫剤を吹き込む巣穴を確認するために、何度も枝葉を分け入って巣穴を探すたびに、スズメバチたちの攻撃が激しくなってゆく様子。
そして、スズメバチの駆除し、巣を撤去する様子。
駆除したスズメバチの巣を解体して観察している様子。
それら一連の様子を動画で紹介する。
「天栄村でスズメバチ駆除- 町内会の草刈り・剪定作業中にスズメバチに刺された!」
ツバキに巣をよく作るのはコガタスズメバチが多いが、キイロスズメバチも作ることがある。
蜂の巣が樹木に隠れて見えてないことから、まさか蜂の巣があるとは思わず剪定することが多い。
そして、樹木の剪定をしていると、剪定作業が巣を揺する刺激に反応したスズメバチによる刺傷被害を引き起こす。
8月上旬ともなれば、飛び回るスズメバチの数も多くなっていて、注意深く観察するとスズメバチの出入りが確認できる。
スズメバチに刺されないためには、樹内へ出入りしているスズメバチかいるかを観察することが簡単にできる大事な方法!
9月~10月の活動最盛期のキイロスズメバチでは、巣の近くにいたら激しく攻撃されている。
樹木に作ったキイロスズメバチは、コガタスズメバチとは比較にならないほどの怖さがある。
この現場は、まだ8月上旬なので、9月~10月の活動最盛期のキイロスズメバチと比べれば、攻撃力は弱かった。
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