〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
一般家屋で水道管が貫通するコンクリート外壁の隙間からスズメバチが出入りしている。その外壁に近づくと、スズメバチの出入りが激しくなるとのこと。
この家屋は貸家で住人の方が忙しいからと大家さんが立ち合うというのですが、家の中には入らずに外から駆除してほしいとのこと。
壁間に作ったスズメバチの巣の駆除はただでさえ難しい。さらに、家の中から駆除する方法が除外され外から駆除する方法だけという限定されているので、かなり難しい駆除になりそうだという予感。
水道管が貫通するコンクリートの外壁に1cm幅くらいの隙間がある。その隙間から出入りしているのは、暴れん坊のキイロスズメバチだ。
このような場合、巣は壁の中に作られていることが多い。防護服を着て出入り口の隙間に近づいて観察する。
すると、カチカチと言う警告音を鳴らしてスズメバチが威嚇してくる。静かに観察していたためか、威嚇はしてくるが、思っていたほどの攻撃をしてこなかった。
後でわかったことだが、巣は出入り口から かなり離れた場所にあって、それも反応が鈍い理由のようだ。
さほど強烈ではないが、スズメバチの警戒態勢は継続している。動かずに静かにしていれば、スズメバチは警戒して周りを飛び回るが、攻撃はしてこない。
まだ8月上旬の巣で それほど大きくなっていないことが、警戒態勢や攻撃性が低い最も大きい理由だろう。
もし壁の中で大きくなったキイロスズメバチの巣であれば、隙間から多数のスズメバチが出てきて猛攻撃になる。
駆除を開始する。先ずは、スズメバチの出入り口になっている外壁の隙間から巣に届けとばかりに殺虫剤をスプレーする。
壁の構造が分からないので、どれほど効果があるかわからない。巣が見えなくて構造が分からない場所への殺虫剤のスプレーは、その殺虫効果に不安がある。
殺虫剤が効いたのかわからないが、隙間からスズメバチが出てこない。周りを飛び回るスズメバチを粘着板で捕虫する。飛び回るスズメバチが少なくなって、次の作業に取りかかった。
巣がある場所を探すため水道管を貫通した外壁の隙間からファイバースコープを挿入する。なんとスズメバチの巣はファイバースコープを挿入した隙間から1mほど離れた上方にあった。
隙間から殺虫剤を注入しても巣には届きそうもない場所に巣があった。壁の中では、巣の周辺を中心に たくさんのスズメバチが歩きまわっている。
隙間からスプレーした殺虫剤は巣にあまり届いていなかったため、巣のまわりに多数のスズメバチがいたのだ。
巣の中に殺虫剤を注入するためにスズメバチの巣がある近くの外壁に小さな穴をあけて、ファイバースコープを挿入する。すると、挿入したファイバースコープが巣を直撃した。スズメバチが驚いて反応している。
外壁に開けた小さな穴からノズルを使って殺虫剤を巣の中に確実に注入する。殺虫剤特性を考慮した数種類の殺虫剤を巣の中に注入した。
殺虫剤を巣の中に注入後、ファイバースコープを挿入して確認する。また、水道管を貫通した隙間からもファイバースコープを挿入して確認すると、しっかり殺虫剤が注入されていることが分かる。
殺虫剤は巣の全体にまんべんなくかかっていることが確認し、どこも壊さずに確実なスズメバチ駆除が完了した。
この現場のように巣が見えず、構造が分からない場所の巣を駆除する場合、殺虫剤が巣に届きにくいこともある。そのような場合、巣がある場所とその構造を知った上で駆除を進める必要がある。
家の中で巣がある場所を特定して内壁を切り抜く、あるいは大胆に外壁を壊す、などによって巣を探し出して駆除する方法もあるが、それでは修繕費が大変なことになる。
そこで、巣を取り出さないが内壁や外壁を壊さない確実な独自のスズメバチ駆除法で駆除することにした。これで、建物のどこも壊すことなく、かなりの低料金で駆除することができた。
このような現場では、10年を超える現場でルイワン代表の大類が修行を続け、蓄積してきたこだわりのノウハウが生きてくる。
「難しい駆除」と言われるほど駆除してみたいとワクワクする仕事馬鹿が今日も駆除の実績を積み上げることができた。
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