〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
田村市にお住いのお客様からスズメバチ駆除をご依頼されました。
お盆前に土手の草刈り機で除草作業をしていてスズメバチに手を刺されてしまいました。刺された現場の土手を見ても どこにスズメバチの巣があるか分かりません。
土手の下方にあった納屋の軒下にスズメバチが蜂の巣を作っていましたが、その蜂の巣は自分でなんとか駆除できましたが・・・とのこと。
スズメバチ駆除の要請を受けて直ちに現場に向かいました(2019年8月17日)。
現場は小高い土手になっていて、その頂上部は歩ける道になっていました。スズメバチに刺されたという場所で観察していると、その道のわきにある急斜面の土手の草むらからスズメバチが出てきました。
その土手の草むらから出てきたスズメバチは、日本で一番刺傷被害を引き起こしているキイロスズメバチでした。
刺された現場の草むらに近づくと、1匹のスズメバチが飛んできて威嚇してきました。この威嚇行動によってスズメバチの巣は、この近くにあると確信しました。
どこに蜂の巣があるかも見当がつかないうちに、いきなりスズメバチに威嚇されるのは さすがに怖いです。
先ずは、土手の草むらに出入りするスズメバチを観察して、おおよその巣がある場所を特定します。しばらくすると、巣に戻ってきたスズメバチが土手の草むらの中に入って行きました。
これでハチの巣の場所が おおよそ土手のどの部分にあるか特定できました。蜂の巣への出入り口は雑草におおわれていて目視では確認できませんでした。
田村市でスズメバチ駆除の現場
スズメバチの巣がある土手の草やぶ(田村市)
防護服に着替えて、ピンポイントで巣を特定するため、蜂の巣がある付近の地面を足で踏みつけて刺激してみました。すると、ウォンウォンという うなり声が聞こえてきて、スズメバチたちが一斉に草むらから出てきて飛び回ります。
そのうちの1匹のスズメバチが威嚇して攻撃してきました。このようなスズメバチの行動が草刈り作業中に繰り広げられて刺されたのです。
スズメバチが出てきてピンポイントで特定した蜂の巣への出入り口を目がけて草むらの上から殺虫剤をスプレーします。さらに草むらをかき分けて、あらわになった土中の蜂の巣の中に殺虫剤を注入します。
スズメバチがおとなしくなった後、スズメバチの巣を掘り出しました。スズメバチの巣は土手の地面に埋め込んだように作られていました。
土中のスズメバチの出入り口に殺虫剤を噴射
(田村市)
地面に埋め込んだようなスズメバチの巣(田村市)
この掘り出した蜂の巣は、越冬を終えた女王蜂が春先から作り始めた巣(「母巣」という)でした。キイロスズメバチには、引っ越しする習性があります。
土手の下にある納屋の軒下に作ったスズメバチの巣は、1週間前に自分で駆除したとのこと。このことから、この納屋の軒下に作られていたスズメバチの巣は、この「母巣」から引っ越した巣であることがわかります。
掘り出した「母巣」は、巣盤が3層でした。その巣盤には、幼虫やまゆをかぶった蛹がわずかに残っているだけでした。
キイロスズメバチの女王蜂は引っ越しが始まると、すぐに引っ越し巣に移動するので、この「母巣」には すでにいませんでした。草刈作業中に刺したスズメバチは、引っ越しが完了しつつあった「母巣」に出入りするスズメバチでした!
駆除後、巣跡に戻ってくるスズメバチがいるので、その対策もしました。その対策は飛び回るスズメバチを数匹ほど捕虫した粘着板を巣跡に設置する方法です。
粘着板に捕虫されたスズメバチに巣跡に戻ってきて飛び回るスズメバチたちが誘引されて、次々に粘着板に捕虫されていきます。この習性を利用して巣跡に戻るスズメバチ対策としました。
土中のスズメバチの巣を掘り出す(田村市)
駆除したスズメバチの巣(田村市)
土手の草むらに出入りするキイロスズメバチの行動を観察して、蜂の巣の場所を特定する様子。
蜂の巣付近の土手の地面をたたいて蜂の巣を刺激するとスズメバチたちが巣から出てきて攻撃する様子。
土中にある蜂の巣への出入り口に向けて草むらの上から殺虫剤をスプレー、さらに草むらをかき分けて直接巣の中へ殺虫剤をスプレーする様子。
土中から掘り出した蜂の巣を解体すると、そこには幼虫やまゆをかぶった蛹がわずかに残っている様子。
これらの一連の様子を動画で紹介します。
「田村市でスズメバチ駆除- 草刈り中にキイロスズメバチに刺された!」
キイロスズメバチが土中に作った蜂の巣を草刈り作業によって刺激してしまい、刺される事例は非常に多いです。
8月中旬になると、土中の引っ越し前の巣である「母巣」には幼虫や蛹も少なくなって 引っ越しは、ほぼ完了しています。そのような巣の状況でも草刈り作業で土中の巣を刺激することによって草むらから出てきたキイロスズメバチに刺されてしまうのです。
引越しが ほぼ完了しているイロスズメバチの引っ越し前の「母巣」でも刺される危険性があることがわかりました。
ハチの巣が見えない場所、例えば この事例のような土中に作ったスズメバチの巣がどこにあるかを特定することは難しいです。その特定に最も大事なことは、ハチの巣に出入りするスズメバチの行動をしっかり観察することです。
草刈り作業する場合は、草むらからスズメバチの出入りする場所がないかをしっかりと確認してから作業に入ることが肝要です。
また、見えない蜂の巣を自分で駆除しようとしたら、ハチの巣がある場所を特定する時から防護服をきちんと着用しないとスズメバチに刺される危険性が高いです。
見えないハチの巣の場所を特定しないで、いたずらに広い領域に殺虫剤をスプレーしがちです。それでは、蜂の巣に殺虫剤がかかる確率が低くて駆除ができないことが多いです。
草刈り作業をするにしても、駆除作業をするにしてもスズメバチたちが どのあたりから出入りしているかを先ずは観察することから始まります。
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