〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
田村市で古い家屋の壁際の地面からスズメバチがブンブンと出入りしている。
きっと土の中に巣があると想定して、自分で駆除しようと方法を考えた。
そして、殺虫剤も買ってきて試みようとしたが、怖くなって駆除を依頼することにした。
スズメバチ駆除を依頼されて直ちに現場に向かった(2018年8月5日)。
スズメバチは、凶暴なキイロスズメバチだった。
古い家屋の壁は波板トタンで出来ていて地面と接していた。
その接した部分の壁は、錆びて地面際が小さな隙間になっていた。
その隙間からスズメバチが土の中にではなく床下に出入りしているように見えた。
家屋の構造が分からないので、いろいろな想定をして駆除することにした。
田村市でスズメバチ駆除の現場
スズメバチが地面際の壁の隙間から出入り(田村市)
先ずは、床下にハチの巣があると想定して、地面際の壁の隙間から殺虫剤をスプレーしてみた。
思ったような反応がなかったので、すぐに床下に巣がないことが分かった。
スズメバチの羽音が壁の中で大きくなったので、直ちに想定を壁の中に蜂の巣があると変えた。
直ちに壁の構造を確認して、壁の中にハチの巣があることが判明した。
壁のどこにハチの巣があるかわからないので、波板トタンの合わさり目の隙間から殺虫剤をまんべんなくスプレーした。
そして、蜂の巣がある壁からのスズメバチの出入りが少なくなるのを待った。
波板トタン壁の隙間から殺虫剤をスプレー(田村市)
窓枠の下の壁間にスズメバチの巣を確認(田村市)
駆除後に修復が簡単にできるように波板トタンの壁の釘をバールで丁寧に抜き取った。
そして、波板トタンをこじ開けて中をのぞきこむと、窓枠の真下の壁間に大きなハチの巣が見えた。
波板トタンの壁を丁寧にはがし、スズメバチの巣の全貌が分かった。
この古い家屋は、コンクリートの基礎がない変わった構造の建物であることも分かった。
キイロスズメバチの大きな巣だけあって、外出から戻ってくるスズメバチも多い。
戻ってくるスズメバチの羽音を聞きながらスズメバチの巣の撤去作業を進めた。
窓枠の下の壁間にあったスズメバチの巣の全貌(田村市)
駆除したスズメバチの巣の全貌(田村市)
キイロスズメバチは、壁の形状に合わせて蜂の巣を器用に作っていた。
壁間に作った巣を一層ごとに手で取り出した。
外出から巣跡に戻ってくるスズメバチが多いので、放置すると生き残った残党のスズメバチたちが再び巣を作ることがある。
戻り蜂対策は、独自の方法で実施した。
駆除した蜂の巣は、ぎっしりと白いまゆをかぶったサナギで埋めつくされていた。
このときの状況でも危険な状態だったので、放置すればとんでもないことになっていただろう。
駆除したスズメバチの巣を一層づつ取り出す(田村市)
田村市で駆除したスズメバチの巣(田村市)
波板トタンの壁が地面と接している地面際の隙間からスズメバチが出入りする様子。
床下にハチの巣があると想定して駆除を開始したが反応はなく、直ちに壁間にハチの巣があると判断して殺虫剤をスプレーしている様子。
波板トタンを駆除後に簡単に復旧できるように丁寧に取り扱って蜂の巣を取り出す様子。
駆除した巣を観察している様子。
これらの一連の様子を動画で紹介する。
「田村市で蜂の巣駆除- 壁際の地面から出てくるスズメバチ!蜂の巣は土の中?」
蜂の巣が見えないばかりか、建物の構造も分からない場合の駆除は極めて難しい。
どこにハチの巣があるか分からないと、あっちこっちをへたにいじることになる。
それが刺激となってスズメバチが巣の中から次々に出てきて、興奮状態で飛び回り攻撃されることになる。
そうなると駆除している者ばかりでなく、周りの人たちも巻き込んでしまう。
スズメバチをいたずらに騒がせないで駆除できることが最良である。
そのためには、蜂の巣の中に殺虫剤を確実に注入することが求められる。
この現場では、そのようなことができる駆除経験と駆除技術が求められていた。
スズメバチ駆除に慣れていなければ、かなり危険な現場だった。
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