〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
玉川村役場から「公営住宅の空き部屋のベランダにスズメバチの巣がある。部屋の中にもスズメバチが入り込んでいる」と緊急駆除の要請がありました。
「隣の部屋にもスズメバチが入っていたこともある」とのこと。
直ちに現場に向かいます(2019年8月9日)。
玉川村役場の方に公営団地の4階の空き部屋に案内されました。
部屋の中に入ると窓際の床に集中的にスズメバチたちの死骸が転がっています。
スズメバチは、暴れん坊のキイロスズメバチです。
窓の近くには換気扇があるので、そこからスズメバチたちが室内に入って、外に出られずに窓際で死に絶えて死骸になったようです。
このように室内に入ったスズメバチは光に誘われて窓際に集まるという習性があります。
窓を開けてベランダの天井を見ると換気扇の近くに直径20cmほどのスズメバチの巣がありました。
このスズメバチの巣は、7月から作り始まったキイロスズメバチの引っ越し巣です。
部屋の中で死骸となったスズメバチたちは、引っ越し巣を作る場所を探しているとき、迷い込んだのではないでしょうか。
スズメバチたちは、幼虫の餌集めと巣の拡張作業で大忙しです。
玉川村でスズメバチ駆除の現場
スズメバチの巣はベランダの天井に(玉川村)
スズメバチの巣の下に小さな脚立を設置して駆除を開始します。
脚立に上がり蜂の巣に目と鼻の先まで近づきますが、スズメバチたちは巣の拡張作業に夢中です。
そのまま、巣穴から殺虫剤をスプレーし、次に巣の撤去と順調に作業を進めます。
ベランダ天井のスズメバチの巣(玉川村)
スズメバチの巣の巣穴から殺虫剤注入(玉川村)
巣跡には、外出から戻るスズメバチと引っ越し前の巣(母巣)で羽化したスズメバチの両方が集まります。
この引っ越し時期のキイロスズメバチは、巣跡に集まるスズメバチ対策をしっかりとしないと、巣を再生することがあります。
そのため、巣跡に集まってくるスズメバチ対策をしっかり行います。
スズメバチの巣の撤去作業(玉川村)
スズメバチの巣を撤去した巣跡(玉川村)
駆除したスズメバチの巣の巣盤は4層になっていました。
このスズメバチの巣の女王蜂も中から出てきました。
巣の中には、成長の早いものでも、やっと蛹になり始めた段階でした。
このスズメバチの巣の状況からして3週間前頃に巣作りが始まったものと推定しました。
また、今後は引っ越し前の巣(母巣)で羽化した、たくさんのスズメバチが巣跡に集まってくるはずです。
そのスズメバチ対策は、しっかりと行いましたが、しばらくは巣が再生されないか等、様子を見る必要があります。
駆除したスズメバチの巣(玉川村)
駆除したスズメバチの巣の女王蜂(玉川村)
空き部屋の窓際の床にスズメバチたちの死骸が散らばっている様子。
窓を開けるとベランダの天井にスズメバチの巣があって、スズメバチたちが忙しそうに出入りしている様子。
駆除のため、蜂の巣に目と鼻の先まで近づいてもスズメバチたちはひたすら忙しそうにしている様子。
そして、殺虫剤を巣穴から注入して、一気に巣の撤去と作業を進めていく様子。
スズメバチの巣を解体して巣の中の様子を観察している様子。
これら一連の様子を動画で紹介します。
「玉川村でスズメバチ駆除- 公営団地の空部屋で窓際の床にスズメバチ達(Vespa simillima)の死骸!」
キイロスズメバチの引っ越し時期は7月~8月です。
キイロスズメバチが引っ越しの巣をつくる場所を探している時は、軒下を転々と飛び回ったり、家の中にまで入ってくることがあります。
引っ越しする場所が決まると、数十匹のスズメバチたちがあっという間に巣を作り上げます。
この引っ越してきて新しく作り上げた巣は簡単に駆除できても、引っ越し前の巣(母巣)の駆除も考慮しなけれなりません。
キイロスズメバチの引っ越し時期の駆除は、特にこの現場のような、引っ越し巣が作られて1か月も経っていない場合は厄介です。
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