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白河市でスズメバチが雨戸の戸袋から出入りするのを1週間前に見た。
昨日とおとといも2日連続でスズメバチを見かけた。
「雨戸の戸袋からスズメバチが出入りしている。現場を見てもらえないか」というのお問い合わせをすることにした(2019年8月25日)。
現場に到着してからスズメバチが出入りを確認するまでには、かなりの時間がかかった。
しばらく待って、やっとスズメバチが外出から戻ってきた。
スズメバチは、警戒して巣に なかなか戻ろうとせず、そこらじゅうを飛びまわる。
飛びまわっているスズメバチのお尻が黒いのを確認してヒメスズメバチということが分かった。
やっと戸袋のあたりをウロウロするが、警戒して なかなか巣に戻ろうとしない。
さんざん飛び回った後に雨戸の戸袋の底の方から中に入っていった。
そのスズメバチが入った場所には隙間があって、そこから戸袋の中の巣に戻ったようだった。
白河市でスズメバチ駆除の現場
スズメバチが戸袋の底の隙間から巣に戻る(白河市)
その隙間から懐中電灯を照らしてスズメバチの巣を確認しようとしたが、隙間が狭すぎて見えない。
そこで、この戸袋の底にある隙間からマイクロスコープを挿入して戸袋の中を観察することにした。
すると、電球の傘のような形で巣の底が開放的な巣盤が丸見えのヒメスズメバチの巣を確認できた。
戸袋の底から50cmほどの高さの所に巣があった。
スズメバチの巣をマイクロスコープで覗く(白河市)
戸袋の中にあったヒメスズメバチの巣(白河市)
いよいよ駆除を開始する。
ヒメスズメバチの巣は底が開放的なので、巣の下の方から殺虫剤をスプレーすれば、巣盤全体にかかることになる。
ということで、戸袋の底の隙間からスズメバチの巣をねらって殺虫剤をスプレーした。
すると、殺虫剤があたったスズメバチたちの羽音がゴーゴーという轟音になって聞こえてきた。
そして、殺虫剤がかかっているので、もだえ苦しみながらスズメバチたちが巣から落下し、隙間から出てくる。
蜂の巣を狙い戸袋の隙間から殺虫剤スプレー(白河市)
殺虫剤がかかり苦悶し外に出てきたスズメバチ(白河市)
続いて、戸袋に収納されていた雨戸を引き出し、空になった戸袋の中の巣を確認する。
懐中電灯を照らしながら戸袋の隙間から中をのぞき込むと、スズメバチの巣が見えた。
その巣を撤去して駆除を完了した。
戸袋の中に作られたスズメバチの巣(白河市)
駆除したスズメバチの巣(白河市)
ヒメスズメバチが外出から戻って来たが、なかなか戸袋の中の巣に戻ろうとしないで、警戒して飛び回っている様子。
飛び回っていたスズメバチがやっと戸袋の底の方から戸袋の中に入って行く様子。
戸袋の底にある隙間からマイクロスコープを挿入して戸袋の中にあった巣を観察している様子。
戸袋の上方にある巣をねらって戸袋の底の隙間から殺虫剤をスプレーしている様子。
殺虫剤がかかったスズメバチたちがゴーゴーという羽音ともに巣から落下して、もがきながら外に出てくる様子。
戸袋に収納されていた雨戸を引き出した後に、戸袋の隙間から懐中電灯を照らして中をのぞき込んでスズメバチの巣を確認している様子。
駆除したスズメバチの巣を観察している様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「白河市でスズメバチ駆除- 雨戸の戸袋からスズメバチ(Vespa ducalis)が出入りしている!」
ヒメスズメバチの特徴を知れば、駆除の方法も さまざまな観点から考えることができる。
「ヒメスズメバチの巣は、電球の傘のような形で巣の底が開放的なので巣盤が丸見え」ということが例えば分かったとする。
この現場で行ったように巣の下の方から殺虫剤をスプレーすれば、巣の傘の中にある巣盤にも殺虫剤がかかると判断できる。
ヒメスズメバチは、日本のスズメバチの中では、最も小さな所帯の巣を作り、さらに非常におとなしいという特徴がある。
そのため、ヒメスズメバチをきちんと理解して怖くないと思えば、駆除せずに共存するということも可能である。
スズメバチには種類があって、それぞれに個性的な特徴があるが、世の中の多くの方は、スズメバチが みんな同じ特徴だと一括して「スズメバチ」と扱っていることは大きな問題である。
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