〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
お盆の夏休みに子どもたちと一緒に福島県白河市にある実家に帰省した。
そのときにスズメバチが小屋から「嫌に出入りしているなぁ」と思い、小屋の中をのぞいたら天井にスズメバチの巣を見つけた。
近くの庭で子どもたちが遊んでいたので、刺されたら たいへんとスズメバチ駆除を依頼することに。
直ちに現場に向かう(2019年8月12日)。
小屋の中に玄関から ときどきスズメバチが出入りする程度だった。
スズメバチは凶暴なキイロスズメバチ。
小屋の中は暗く、用心してスズメバチの巣を確かめようと中に入った。
天井を見上げると直径20cmほどのスズメバチの巣が作られていた。
近くから引っ越してきたキイロスズメバチの引っ越し巣だった。
白河市でスズメバチ駆除の現場
スズメバチの巣が小屋の中の天井に(白河市)
懐中電灯で照らしながら脚立をスズメバチの巣の真下に設置する作業をしていたら、その作業がスズメバチを刺激したようで動きが少し活発になり始めた。
キイロスズメバチの反応としては、スズメバチの数が少ないためか、活動最盛期の反応からくらべれば、まだかなり鈍い。
脚立に上がって巣に近づき、スズメバチが騒ぎ出す前に駆除を開始する。
すかさず巣穴から蜂の巣の中に殺虫剤をスプレーした。
すると、蜂の巣の中からはゴーゴーというスズメバチのもがく羽音が聞こえてくる。
小屋の天井に作られたスズメバチの巣(白河市)
スズメバチの巣の巣穴から殺虫剤をスプレー(白河市)
しばらく放置して蜂の巣の中から羽音が聞こえなくなったところで、スズメバチの巣を撤去する。
日中の駆除なので巣に戻ってくるスズメバチが多い。
そのため、巣に戻ってくるスズメバチ対策は独自の方法で必ず実施している。
スズメバチの巣の撤去作業(白河市)
スズメバチの巣を撤去した跡(白河市)
スズメバチの巣を解体すると巣盤は4層になっていた。
巣盤には白いまゆをかぶった蛹が多い状況で、もう少し放置すれば爆発的に羽化して出てきた働き蜂たちが、あっちこっちに飛びまわっていただろう。
蜂の巣内部の様子からキイロスズメバチたちが引っ越して4週間前後くらいになると推定された。
蜂の巣の中からは、女王蜂も出てきた。
駆除したスズメバチの巣(白河市)
駆除したスズメバチの巣の女王蜂(白河市)
小屋の天井にキイロスズメバチが巣を作っていた様子。
その蜂の巣を駆除・撤去する一部始終の様子。
駆除した蜂の巣を解体して子供たちに見せている様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「白河市でスズメバチ駆除- 夏休みに帰省したら小屋の中にスズメバチの巣を発見!」
キイロスズメバチの引っ越し時期である7月~8月の引っ越し巣では、巣作りにスズメバチたちの家族が一丸となって専念しているためか活動最盛期と比較すると攻撃性は低い。
もちろん、キイロスズメバチなので、安易に蜂の巣に近づくなど油断すれば攻撃される。
スズメバチの巣を解体して、夏休み中の子供たちに見せた時の反応は面白かった。
スズメバチは怖いから見たくないという大人に多くみられる反応ではなく、興味津々でランランと目が輝いていた。
先入観を持たずに、素直に興味を持って見ている子供たちの姿に大人にはない「たくましさ」を感じた。
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