〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県田村郡小野町にある万景公園の東屋にハチの巣があるので緊急に駆除してほしいと小野町役場から要請された。
直ちに現場に向かう(2019年7月30日)。
蜂の巣は万景公園の東屋の軒下にあった。
蜂の巣は、凶暴なキイロスズメバチの巣で、直径20cmほどの引っ越し巣だった。
キイロスズメバチには引っ越しする習性がある。
この引っ越し巣は、元の巣が手狭になったので、最近になって近くから引っ越して作られた巣だった。
小野町でスズメバチ駆除の現場
キイロスズメバチの巣が公園の東屋の軒下に(小野町)
この引っ越し巣が、どの程度危険なのかを試してみることにした。
その方法は、東屋の柱を叩いて蜂の巣を刺激した時、スズメバチがどのような反応をするかでみることにした。
柱を叩くとハチの巣ではスズメバチがざわめき、数匹のスズメバチは襲ってきた。
もう一度、柱を叩くと、俊敏に激しく反応して、いきなり攻撃してきた。
そのため、蜂の巣から撤退したが、7~8mほど離れてもスズメバチは追いかけてきた。
キイロスズメバチの引っ越し時期の7月は、活動最盛期の9~10月よりも反応はかなり鈍いようである。
反応が鈍いといっても、キイロスズメバチだから巣に近づいただけでも、あるいは刺激するれば なお一層、敏感に反応して攻撃してきた。
スズメバチの巣が平和な時(小野町)
スズメバチの巣を刺激した時(小野町)
しばらく放置して「スズメバチたちも落ち着いたなぁ」と思って、駆除を開始しようとした。
ところが、脚立を上がって巣に近づくと、それだけでスズメバチは反応して襲ってきた。
一度興奮するとキイロスズメバチは、なかなか落ち着かないようで、もう少し時間をおいて駆除することにした。
かなり時間をおいて、スズメバチの行動が おだやかになったところで駆除を開始する。
脚立を上がって巣に近づくと、直ちに巣穴を目がけて殺虫剤をスプレーした。
そして、スズメバチの巣の撤去、飛び回るスズメバチの粘着板による捕虫と作業は順調に進んだ。
スズメバチの巣穴に向け殺虫剤をスプレー(小野町)
スズメバチの巣の撤去作業(小野町)
引っ越しの巣だけあって外出から巣に戻るスズメバチと引っ越し前の元の巣で羽化して成虫になったスズメバチが
巣跡に集まってくるので、かなりの数のスズメバチが駆除作業中に周りを飛びまわっていた。
これらのスズメバチ対策をしないと、女王蜂を駆除していても、スズメバチの数が多いと再び巣を作り直されることがある。
そのため、蜂の巣の撤去後に独自の方法でスズメバチ対策をした。
スズメバチの巣は4層あり、巣の中で最も成長が進んだスズメバチは、老熟幼虫で羽化して成虫になったものはいなかった。
このことから、このスズメバチの巣が引っ越してきたのは、3週間ほど前であると推定された。
スズメバチの中からは、女王蜂も出てきた。
駆除したスズメバチの巣(小野町)
駆除したスズメバチの巣の女王蜂(小野町)
万景公園の東屋の軒下に作られていたキイロスズメバチの引っ越し巣の様子。
その引っ越し巣のスズメバチの危険性がどのくらいあるのかを知るために柱を叩いた刺激に対するスズメバチの反応を観察している様子。
スズメバチの巣を駆除・撤去する様子。
スズメバチの巣を解体して蜂の巣の中のスズメバチの成長状況などを観察している様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「小野町でスズメバチ駆除- スズメバチが公園の東屋の軒下に引っ越してきた!」
キイロスズメバチの反応は、活動最盛期では蜂の巣から7~8mくらい離れていても反応する場合があるが、今回の7月の引っ越し時期では2~3mほど蜂の巣に近づいたときに反応した。
キイロスズメバチの活動最盛期の9~10月よりも引っ越し時期の7月の方が刺激に対する反応が かなり鈍いことがわかった。
引っ越し時期は、スズメバチの数も まだ少なくて攻撃力が弱く、巣作りと子育てに集中しているからだろう。
そして、引っ越し時期のハチの巣でも一度スズメバチを興奮状態にすると、落ち着くまでかなりの時間が必要のようだ。
刺激して興奮させてしまったキイロスズメバチの巣では、反応が敏感で近づいただけで攻撃してくる。
油断して巣に近づきすぎたり、一度でも巣を刺激した直後に再び刺激すれば、追いかけてまでも攻撃されることがある。
お電話でのお問合せ・ご相談
お電話およびフォームでのハチ・スズメバチに関するお問合せやご相談は年中無休で24時間 ルイワン代表の大類が受け付け・対応しております。いつでもご連絡ください。