〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
勝手口にある木製ゴミ箱の隙間からスズメバチが出入りしていた。
そこで、このスズメバチを駆除しようと西郷村役場で貸し出している防護服を借りてきた。
先ずは、ゴミ箱のふたの上には不用品がいっぱい置いてあったので、これをどかそうとした。
すると、ゴミ箱の中からスズメバチが出てきて、足を刺されてしまった。
それで、駆除を依頼することにしたとのこと(2019年8月15日)。
お盆ということもあって、その日の駆除日程がこみあい、現場に着いた時は、すでに夜になっていた。
スズメバチに刺された現場の木製ゴミ箱がある場所まで案内され、現場を懐中電灯で照らして観察した。
ゴミ箱には隙間があって、そこからゴミ箱の中にある巣の外皮が見えている。
その隙間からゴミ箱の中の巣に殺虫剤を送り届けられるはずと駆除の段取りを考えてから準備にとりかかった。
スズメバチは、暴れん坊のキイロスズメバチだった。
西郷村でスズメバチ駆除の現場
スズメバチがゴミ箱の隙間から出入り(西郷村)
先ずは、作業服に着替えて、ゴミ箱の隙間から中にある蜂の巣の中に確実に殺虫剤を注入した。
巣の中にいたスズメバチは、殺虫剤の注入した瞬間に苦しみもがいていたが、さほどの時間もかからないうちに静かになった。
スズメバチの巣の中に隙間から殺虫剤を注入(西郷村)
スズメバチの巣が殺虫剤が注入で濡れている(西郷村)
ゴミ箱のふたの上に置いてあった不用品をどかして、ふたを開けるとゴミ箱の中にあるスズメバチの巣が見えた。
スズメバチの巣は、ゴミ箱の隙間にくっつくように作られていた。
ゴミ箱がゴミでいっぱいになった わずかな空隙を利用して、ふたにぶら下がるようにスズメバチの巣は作られていた。
スズメバチの巣がゴミ箱のふたを開け見えた(西郷村)
スズメバチの巣がゴミ箱のふたにぶら下がる(西郷村)
そして、スズメバチの巣を撤去した。
駆除した巣は2層になっていた。
巣の中には、わずかな老熟幼虫と白いまゆをかぶった多数の蛹がいたが、卵も女王蜂もいない特徴的な巣だった。
この巣は、越冬を終えた女王蜂が単独で作り始めた初期巣から始まって大きくなった巣(母巣)だった。
そして、このような巣の特徴は、家族が増えて手狭になった この巣(母巣)から近くに引っ越していることを示している。
スズメバチの巣をゴミ箱の中から撤去(西郷村)
スズメバチの巣は2層になっていた(西郷村)
「どこか近くの軒下に(引っ越し)巣を作っているかもしれないですね」と説明した。
すると、すかさず奥さんが「今朝、息子さんが近くの軒下に作られたスズメバチの巣(引っ越し巣)を駆除した」とのこと。
この母巣から息子さんが駆除した引っ越し巣までの距離は20mほどだった。
軒下にあったスズメバチの引っ越し巣の巣跡(西郷村)
スズメバチの母巣と引っ越し巣の位置関係(西郷村)
現場を懐中電灯で照らして観察すると木製のゴミ箱に隙間があって、そこからゴミ箱の中にあるスズメバチの巣の外皮が見えてる様子。
その外皮が見える隙間から注入した殺虫剤でスズメバチの巣が しっかり濡れている様子。
ゴミ箱のふたの上に置いてあった不用品をどけて、ふたを開けたらゴミ箱の中の端っこにスズメバチの巣がある様子。
ゴミでいっぱいになったゴミ箱のわずかな空隙に作られていたスズメバチの巣の様子。
スズメバチの巣を撤去する様子。
駆除したスズメバチの巣を観察している様子。
近くの軒下に作られた引っ越し巣が駆除されて、その巣跡の様子。
これら一連の様子の動画を紹介する。
「西郷村でスズメバチ駆除- 勝手口で木製ゴミ箱の隙間からスズメバチ(Vespa simillima)が出入り!」
キイロスズメバチは、巣に近づいただけでも敏感に反応する。
ましてや、この現場のようにゴミ箱のふたの上に置いてある不用品を動かそうものならば、その振動する刺激が巣に伝わって、すぐに臨戦態勢になる。
その不用品を動かした行動がスズメバチを刺激し、足を刺されてしまった原因である。
このゴミ箱の中にあった巣の特徴から近くに引っ越し巣があることは間違いなかった。
その特徴とは、老熟幼虫と白いまゆをかぶった多数の蛹がいたが、卵も女王蜂もいないことである。
7月から8月は、キイロスズメバチの引っ越しの時期なので、駆除した巣が「母巣」か「引っ越し巣」かの判定は、キイロスズメバチを駆除する上で大事なことである。
そして、母巣から そんなには離れていない場所に引っ越し巣が作られる。
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