〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
中島村で2階の軒下で すぐわきにベランダがあるという危ない場所にスズメバチが巣を作っている。直径30cmよりは小さい蜂の巣であるとのこと。
電話で状況をお聞きして、お伝えした見積額も了承されて、直ちに現場に駆除に行くことに(2018年7月24日)。
玄関の真上で、さらにベランダに近いという刺される危険性が高い場所にスズメバチの巣が作られていた。
スズメバチは、凶暴なキイロスズメバチの引っ越し巣だ。キイロスズメバチには引っ越しする習性がある。
越冬を終えた女王蜂が作り始めた巣(母巣という)が家族が増えて手狭になると引っ越しをする。引っ越し時期は7~8月頃だ。
中島村でスズメバチ駆除の現場
中島村でスズメバチ駆除の現場
ベランダから屋根に降りて、そこから駆除を開始することにした。
屋根の上からちょっと背伸びすれば蜂の巣まで届いた。巣穴をめがけて巣内に確実に殺虫剤を送り届けるようにスプレーした。
スプレー直後は巣内からガーガーとスズメバチたちが騒ぐ音が聞こえるが、しばらくすると静かになる。その静かになることは殺虫剤が効いている証拠である。
そして、蜂の巣の撤去と進む。
キイロスズメバチでは、母巣で成虫になったものから引っ越し巣に集合してくる。さらに日中の駆除となると、外出から巣に戻ってくるスズメバチも多い。
蜂の巣撤去後に巣跡に来る これらのスズメバチを駆除するために独自の方法で対処している。
駆除・撤去したスズメバチの巣は4層になっていた。女王蜂も駆除した蜂の巣から見つかった。駆除した引っ越し巣内には繭をかぶった蛹が多い。
蛹が成虫になると今までいた部屋(育房室)の繭を破って外に出てくるため、破れた繭が羽化跡となって育房室に残る。この羽化跡があれば成虫になって出ていることになる。
ところが、駆除したスズメバチの巣には羽化跡がなく、まだ成虫になって出たものがいないことが分かった。これは、引っ越し前の巣(母巣)には、蛹あるいは成虫しかいないことを意味する。
まだ母巣には成虫になって出てくる蛹がいることになる。
中島村で駆除したスズメバチの引っ越し巣
中島村で駆除したスズメバチの引っ越し巣の女王蜂
このキイロスズメバチの引っ越し巣のことを説明していると、ご主人が「思い当たることがある」という。「もしかすると」と家の裏まで案内してくれた。
家の裏にある箱の上に逆さまに置いた植木鉢の底穴からスズメバチが出入りしていたことがあった。それを ご主人が2週間ほど前に見つけて駆除していたとのこと。
その駆除していた植木鉢の巣は、まさしくキイロスズメバチの母巣であった。その母巣は、白い繭をかぶった蛹と羽化跡が目立っていた。
玄関の真上で、さらにベランダに近いという刺される危険性が高い場所に作ったスズメバチの巣だった。
中島村で植木鉢(裏側)に作られていたスズメバチの母巣
中島村で植木鉢(表側)に作られていたスズメバチの母巣
中島村で2階の軒下に作っていたキイロスズメバチの引っ越し巣を駆除するシーン。駆除した巣を解体して中の様子を観察して分かったこと。
家の裏にあったという蜂の巣は、蜂の巣の様子からして引っ越し前の巣(母巣)であること。これらのことを動画で紹介する。
「中島村でスズメバチ駆除- 2階の軒下に引っ越してきた蜂の巣!」
家の裏にあった植木鉢からスズメバチが出入りしていることに、もっと早く気づいて駆除していれば、軒下に引っ越し巣を作られずに済んでいた。
キイロスズメバチの引っ越し巣を駆除しても母巣が残っていると再び巣が再生されることが多い。
一方、引っ越しする前にキイロスズメバチの母巣を駆除すれば、再び巣が再生されることがない。ところが、キイロスズメバチの母巣を見つけることは難しいことが多い。
この事例のように植木鉢というような目に触れやすいものに母巣が作られていると早期に見つけることもできる。多くの母巣の場合、土の中とか目立たない場所に作り、ほとんど目に触れることがない。
母巣が大きくなって羽化した働き蜂たちも飛びまわるようになると、目立ちにくい場所でもその姿が目立ち始める。
そのようになった時期に母巣が見つかることが多くなってくるが、その時には近くの軒下などに引っ越している真っ最中であったりする。
キイロスズメバチは凶暴で厄介なスズメバチと嘆きたくなる。
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