〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
三春町役場から「神社の散策路にある杉の巨木の根元からスズメバチが飛び回っている」と駆除を要請されました(2019年 9月12日)。
たくさんの黒っぽいスズメバチが散策路を飛び回っていました。
散策路に沿って立つ杉の巨木の根元に樹洞があります。
そこからスズメバチが出入りしています。
樹洞は、外皮で完全に覆うように目張りされ、スズメバチの巣本体の様子が見えません。
スズメバチは、キイロスズメバチに次いで攻撃的なモンスズメバチ(Vespa crabro)です。
モンスズメバチは、巣を隠すかのように出入り口となっている空隙に目張りする習性があります。
思ったよりも大きな蜂の巣だったので、駆除は苦戦しました。
殺虫剤を根元の樹洞の中に吹き込み、駆除を開始します。
目張りを取ると空隙が広がる樹洞がありました。
この樹洞の上方のどこかに蜂の巣があります。
駆除中に周囲を飛び回るスズメバチが多く、粘着板で捕虫します。
モンスズメバチは、身体全体が黒っぽいので、背景に溶け込み動きが非常に把握しにくいです。
懐中電灯で樹洞の中を照らすと、スズメバチの巣が見えました。
モンスズメバチは底抜けした巣を作ります。
樹洞の中に作ったスズメバチの巣の撤去作業を開始します。
このときは、殺虫剤を底抜けした蜂の巣に十分にかけたと思い込んでしまいました。
ところが、蜂の巣は思っていたよりも樹洞の上方まで作っていて、殺虫剤が上方の奥にある蜂の巣まで十分に届いていなかったようです。
このことは、周りを飛び回るスズメバチの轟音がだんだんと響くようになって気づきました。
すでに殺虫剤がかかっていないスズメバチが次々に外に出てきて、周囲を飛び回っていました。
もう一度、殺虫剤を遅ればせながら吹き込みます。
すでに、すごい数のスズメバチが周囲を飛び回っていました。
樹洞からの巣の撤去作業を再開します。
思っていたよりも大きなモンスズメバチの巣で、手を樹洞の奥の方まで入れて蜂の巣を撤去します。
巣跡に戻るスズメバチがいるので、その対策はしっかりと行いました。
駆除したモンスズメバチの巣は大きかったです。
さらに驚いたのは、各層の巣盤が白いまゆをかぶった蛹だらけでした。
散策路に沿って立つ杉の巨木の根元の樹洞からスズメバチが出入りしている様子。
樹洞の全体が外皮で目張りされている様子。
目張りを取ると樹洞の上方に蜂の巣が見えた様子。
樹洞の上方の奥にあるモンスズメバチの巣の駆除・撤去に苦戦している様子。
駆除した蜂の巣の巣盤のほとんどの層が蛹で一杯になっている様子。
これら一連の様子を動画で紹介します。
「三春町でスズメバチ駆除- 危険!神社の散策路でスズメバチたち(Vespa crabro)が飛び回る!」
モンスズメバチが樹洞に作ると、かなり上方まで蜂の巣の巣盤が続いていることが多いです。
そのため、殺虫剤を吹き込んでも上方の巣盤まで届かないことが多くなります。
また、蜂の巣を撤去する時に、樹洞から入れた手が蜂の巣に届かず撤去がしにくいこともあります。
モンスズメバチが樹洞に作った蜂の巣の駆除は、苦戦することが多いです。
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