〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県田村郡三春町の家に帰るのが夜になることが多く、スズメバチの巣には全く気付いていなかった。
今日、庭木の雑草を刈り取ろうとしてスズメバチの巣を見つけたとのこと。
駆除を依頼され、直ちに現場に向かう(2019年8月29日)。
庭木に作っていたスズメバチの巣は直径20cmほどだった。
スズメバチは、凶暴なキイロスズメバチだ。
このスズメバチの巣を某研究所への実験材料提供のために生け捕ってみることにした。
コガタスズメバチの巣を生け捕るときよりもキイロスズメバチの方が緊張してドキドキする。
キイロスズメバチは、コガタスズメバチよりも はるかに凶暴で、巣に静かに近づいても 直ぐに警告してくるので厄介だ。
生け捕るための大事なポイントとなる巣の巣穴を確認した後に生け捕りの準備を始める。
三春町でスズメバチ駆除の現場
三春町でスズメバチ駆除の現場
防護服に着替えて巣に近づき、巣穴を綿球でふさぎ、スズメバチたちを巣の中に封じ込める。
スズメバチの巣の巣穴(三春町)
スズメバチの巣の巣穴を綿球でふさぐ(三春町)
次に、麻酔作用があるエーテルを注射器で巣の中に注入する。
しばらく放置し、麻酔が効いて巣の中から羽音が聞こえなくなったので、巣の撤去作業を開始する。
巣を取りだすための選定作業は慎重に行う。
少しでも巣を壊したら、麻酔が効いているとはいえ、壊れた部分からスズメバチがフラフラと出てくることがある。
外出から巣に戻ってきたスズメバチたちが かなり多くなってきて、周りを うるさいくらいに飛び回る。
キイロスズメバチの巣は、多数の枝を巣に巻き込んで作っているので、その枝の剪定が大変で なかなか巣を取り出せない。
スズメバチの巣に麻酔液を注射器で注入(三春町)
スズメバチの巣の撤去作業(三春町)
剪定に苦労してやっと取り出した巣は、昆虫飼育ケースの中に収納することができた。
巣を取りだした跡にスズメバチたちが戻ってくるので、その対策は独自の方法で行った。
スズメバチの巣を取り出した跡(三春町)
スズメバチの巣を昆虫飼育ケースに収納(三春町)
庭木に作ったスズメバチの巣を観察しながら生け捕りのポイントなる巣穴を確認している様子。
巣穴を綿球でふさいでスズメバチを巣の中に封じ込めている様子。
麻酔作用のあるエーテルを注射器で巣の中に注入している様子。
麻酔が効いて巣の中が静かになったころ、巣を取りだすために剪定作業をしている様子。
取り出した巣を昆虫飼育ケースに収納したスズメバチの巣の様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「三春町でスズメバチ駆除- 庭木に作ったキイロスズメバチ(Vespa simillima)の巣を生け捕る!」
福島県郡山市で庭木に作っていたコガタスズメバチの巣を生け捕ったときの動画を紹介する(2018年8月20日)。
「郡山市でスズメバチ駆除- スズメバチの巣を生け捕る方法!」
キイロスズメバチの巣の丸ごと生け捕りは、緊張感でいっぱいになる。
生け捕り作業をしていると、巣に戻って来て 周りを飛び回るスズメバチの数もどんどん増えて かなりの数になるので厄介だ。
キイロスズメバチは、ツツジのような細かい枝が多い庭木に巣を作ると巣に枝を巻き込んでいるため、巣を取りだすために剪定すべき枝の数も多い。
巣に巻き込まれた枝を1本1本、ていねいに剪定しないと、スズメバチの巣は簡単に壊れてしまう。
ちょっとでも巣が壊れると、そこからスズメバチがフラフラと出てきてしまうので神経を使って剪定する。
そんなに大きくなっていないキイロスズメバチの巣でないと、巣を丸ごと生け捕りすることは難しい。
丸ごと生け捕りしたスズメバチの巣は、スズメバチの研究を行っている研究者にとって貴重な研究材料なので、これからも提供し、協力してゆきたいと思う。
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