〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県田村郡三春町にある寺院の墓地で檀家の人たちが草刈り作業中にスズメバチが出入りしている場所を見つけた。
そこは木材を積み重ねた場所で蜂の巣は見えない。
このスズメバチに、だれも刺されていないとのこと。
お盆もまじかであることから駆除を依頼され、直ちに現場に向かう(2019年8月5日)。
スズメバチが出入りしているのを見つけた場所に案内してもらった。
その場所では、直径10cm、長さ1mほどの木材が積み重ねられていた。
スズメバチの出入りが、かなり少ない。
やっと外に出てきたスズメバチは、暴れん坊のキイロスズメバチだった。
スズメバチの巣は、積み重なる木材の中にありそうだった。
このように積み重なる木材の中にスズメバチは好んで巣を作る。
特にキイロスズメバチとオオスズメバチは、このような場所に巣を作る。
木材が積み重なっている場所からスズメバチの巣への出入り口を特定して駆除を開始する。
三春町でスズメバチ駆除の現場
スズメバチが積み重なった木材の中へ出入り(三春町)
防護服に着替え、駆除を開始する。
先ずは、スズメバチの出入り口にある木材を1本づつ丁寧に取り除くことから始めた。
すると、奥の方からスズメバチが数匹ほど出てきて攻撃をしてきた。
そのスズメバチが出てきた所をねらって殺虫剤をスプレーする。
この時点で、すでに作業をしている手袋にスズメバチがしがみついていた。
スズメバチに刺されるときは、あっという間の出来事で、こんな風に刺されるのだろうなと実感する。
さらに、木材をどかして巣を探す。
積み重なる木材の2~3段分をどかしたら、土の中に埋もれて鎮座しているようなスズメバチの巣が見えた。
スズメバチの巣が土の中に鎮座(三春町)
スズメバチの巣の撤去作業(三春町)
巣を取りだすと、巣盤は3層になっていた。
この巣は、春先に越冬を終えたキイロスズメバチの女王蜂が作り始めた巣(母巣)だった。
家族が増えて、この巣が手狭になったので、どこか近くに新しい巣を作って、もうすでに引っ越していた。
この母巣にまだ残っている幼虫や蛹を働き蜂たちは、引っ越し巣と行き来しながら世話をしていた。
この巣を観察すると、巣には白いまゆをかぶった蛹がたくさんいて、大きくなった幼虫もわずかながらいた。
ここで成虫になった働き蜂たちから次々に引っ越し巣に集合してゆき、この母巣はやがては廃巣になる。
駆除したスズメバチの巣(三春町)
駆除したスズメバチの巣(三春町)
スズメバチが出入りする木材が積み重なる場所の様子。
その場所の特定の出入り口からスズメバチが出入りする様子。
木材をどかし、奥の方から出てくるスズメバチを駆除しながら巣を探す様子。
その作業中にスズメバチに攻撃される様子。
探し当てた巣が土の中に埋もれて鎮座しているような様子。
その取り出した巣を観察している様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「三春町でスズメバチ駆除- 墓地の草刈り中にスズメバチ(Vespa simillima)の出入りを見つけた!」
スズメバチの巣が見えない場所に作られていると、駆除中に思いもかけないことが待ち受けている。
積み重なる木材の中にあるスズメバチの巣となると、作業中にとんでもない攻撃を受けることがある。
巣が見えないので、殺虫剤をスプレーしても障害物が邪魔をして肝心の巣に届いてない場合が多い。
その間、スズメバチは次々に勢いずいて奥の方から出てくる。
この現場では、スズメバチの数が少なかったので、スズメバチの攻撃は激しくなくて済んだ。
スズメバチが 奥の方からたくさん出てくるような現場でなくて救われたような気がした。
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