〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県三春町で県道の通学路沿いに倉庫があって、その軒下に、スズメバチのバレーボールくらいの大きさになった巣があるとのこと。
危険な状態なので駆除してほしいと、その地区の区長さんから緊急の電話がきた。
また、福島中央テレビからスズメバチ駆除の現場を取材したいとの要請があったので撮影することに。
スズメバチの駆除依頼を受けて直ちに現場に向かった(2018年10月 1日)。
三春町でスズメバチ駆除現場の概況
三春町で倉庫の軒下にスズメバチの巣
三春町で軒下にキイロスズメバチの巣
スズメバチの巣は、ちょうど道路の十字路にある倉庫の軒下に作っていた。
巣があるのは、高さが2mほどの所で人の背丈くらいと低い。
これでは、ここを歩いて通行する人にとっては、巣に出入りするスズメバチと遭遇しやすい危険な状態だ。
スズメバチは、暴れん坊のキイロスズメバチだ。
この巣は、春先からズッーとあったわけでなく8月から作られた引っ越し巣だ。
キイロスズメバチには、引っ越しする習性がある。
越冬を終えた女王蜂が作り始めた巣が家族が増えて手狭になってくると、新しい巣を作って引っ越しする。
引っ越し巣は7~8月に作られる。
この巣も新しく作られた引っ越し巣だ。
スズメバチは、巣の中だけではなく、巣の上にもスズメバチが群がっていた。
そのことも考慮して、スズメバチができるだけ騒ぎ出さないように駆除することが肝要だ。
取材の方も駆除シーンを撮影する準備ができたところで駆除を始める。
三春町でスズメバチの巣を駆除するシーン
三春町で駆除したスズメバチの巣
スズメバチが巣の表面にたくさん群がっていたことから、巣の表面と巣の中にいるスズメバチを同時に駆除することにした。
殺虫剤のスプレー缶を1本づつ両手に持ってスズメバチの巣に静かに近づき、至近距離から巣の表面と巣穴から巣の中へと同時にスプレーした。
巣の位置が背丈ほどの場所にあるので、駆除作業は苦労もなく進められた。
巣を撤去する作業も順調に進んだ。
巣跡に次々にスズメバチが集まってくる。
これらの巣に集まってくるスズメバチは、駆除しないと危険であること、そして巣を再び作られる可能性があることから、独自の方法で対処した。
駆除した10月上旬のキイロスズメバチの巣は5層になっていた。
その5層のうち大きい3層は、サナギが入った白いまゆが目立っていた。
それらのサナギが2週間以内には羽化して出てくることを考えると、危険度がかなり高くなる直前の駆除だった。
キイロスズメバチの巣は、背丈ほどの高さの軒下に、通学路に極めて近い場所に作られていた。
この状況をみれば、かなり危険な状況であることがわかる。
駆除した巣は、サナギが圧倒的に多く、これらが2週間以内には羽化してくることを考えると、さらなる危険度のステージがあがる寸前だった。
「三春町でスズメバチ駆除- テレビ取材をした通学路のスズメバチ駆除の風景」というタイトルでYouTubeで公開している。
10月ともなると、オオスズメバチが他の種類のスズメバチの巣を集団で襲う季節のまっただ中である。
オオスズメバチが襲った巣から幼虫やサナギを引き抜いて肉団子にして自分たちの幼虫の餌にしてしまうのである。
このようなことがあるため、この季節はスズメバチが神経質になっていて、巣に近寄っただけでも警戒し、場合によっては襲ってくることもある。
ここで駆除した巣も、オオスズメバチに襲われた経験があったら、人が通学路を通っただけでも襲うという豹変した巣に簡単になってしまう。
このまま、巣を放置していたら、たいへんなことになっていたかもしれない。
このようなスズメバチに最も警戒すべき危険な時期のテレビ取材は、多くの方に本当のスズメバチの姿を知ってもらうためには非常に重要なことだと思う。
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