〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
三春町にある空き家となっている公共住宅で壁の中からミツバチが出入りしていた。
1週間前に知り合いの方に壁を壊してミツバチを駆除してもらった。
ところが、壊した外壁の奥の方からミツバチの出入りが再び始まった。
すぐ近くに施設があるので放置できないと三春町役場から駆除を依頼された。
直ちに現場に向かう(2018年5月29日)。
ミツバチはセイヨウミツバチだった。
知り合いの方は、ハンマーで外壁を壊して殺虫剤のスプレーと煙で処理してミツバチを駆除したとのこと。
現場で飛び回るミツバチの数からして、この駆除法でミツバチが かなり生き残ってしまったようだ。
ミツバチが壊された外壁の隙間の奥から盛んに出入りしていた。
壊された外壁の向こう側の室内は洗面所・脱衣所になっていて、厚い壁をはさんで隣には浴室がある
ミツバチが出入りしている隙間は、洗面所・脱衣所と浴室の間にある室内のタイル貼りされた壁の空隙につながっている。
生き残ったミツバチが壊された壁の隙間から奥の方にある室内の壁の空隙に巣を作っているようだ。
三春町でミツバチ駆除の現場
壊された外壁の隙間からミツバチが出入り(三春町)
ミツバチが出入りしている外壁の隙間から奥の方をのぞき込むと巣が見えた。
あきらかに室内の壁の空洞部分にミツバチは巣を作っている。
ミツバチの巣を取りだそうとしたら室内の壁を壊すことになる。
依頼された方は室内の壁を壊さずにミツバチだけを駆除できるならば、そのようにしてほしいとのこと。
ミツバチが外壁の隙間から出入りする様子(三春町)
隙間から奥を覗き込むとミツバチの巣が見える(三春町)
そこで、その空洞部分にあるミツバチの巣に確実に殺虫剤を注入するなど、いくつかの巣を取りださない方法を組み合わせてミツバチを駆除した。
ミツバチの巣は部屋の壁間にある(三春町)
マイクロスコープで壁間のミツバチを観察(三春町)
ミツバチの巣を取り出そうとして壁を壊してから1週間経過した現場の様子。
壊された壁の奥の方から出入するミツバチたちの様子。
ミツバチが出入りしている外壁の隙間から奥の方をのぞき込んで見えたミツバチの巣。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「三春町でハチ駆除- 駆除に失敗した壁の中のミツバチ駆除!」
壊された外壁の前にミツバチの巣箱が置いてあった。
1週間前にミツバチの駆除後に、残ったミツバチを巣箱を置いて捕まえようとしたようだ。
ところが残念ながらミツバチは巣箱の中には入っていなかった。
ミツバチは女王蜂が箱の中に入っていれば、働き蜂もその箱の中にスムースに入ってゆく。
女王蜂は壊した外壁の奥の方にあった室内の壁の空隙にいるので、いたずらにミツバチの出入り口に巣箱を置いても入ることはない。
知り合いの方は、外壁を壊してミツバチを駆除したが、ミツバチがたくさん生き残ってしまうような駆除法だった。
ミツバチの巣を取りさずに駆除するには、確実に蜂の巣に届くように殺虫剤を注入する必要がある。
さらにミツバチの成虫だけでなく、殺虫剤に成虫よりも強い幼虫や蛹まで確実に駆除するにはどうしたらいいかも考慮して駆除する必要がある。
このような考慮が不十分だったために、壊した外壁の隙間から再びミツバチたちの出入りが始まってしまった。
適切でない方法で中途半端な駆除を行うと、思ってもみないような事態になるという典型的な事例だ。
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