〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
郡山市で9月9日の台風により折れた倒木が道路をふさいでいた。
道路を復旧するため倒木をどかそうとした作業員がスズメバチに3か所も刺されてしまった。
郡山市役所から倒木にスズメバチの巣があるので、早急に駆除してほしいと要請されて、翌日に駆除した(2019年 9月13日)。
台風で道路の法面にあった木が高さ2mほどの所で折れて倒木していた。
折れたのは、朽ちた松の木で道路をふさいでいた。
道路を全面的にふさいではおらず、片側通行はできる状態だった。
折れて倒れている松の木に大量の雑草のクズがからまって、スズメバチの巣の様子が観察しにくい。
そのクズがからまる特定の隙間からスズメバチがときどき出入りしている。
スズメバチは凶暴なキイロスズメバチだった。
郡山市でスズメバチ駆除の現場
郡山市でスズメバチ駆除の現場
先ずは巣の本体を探すことにした。
先ほどスズメバチが出入りしていた隙間をのぞき込むとスズメバチの巣特有の模様が見えた。
倒木とともにスズメバチの巣も地面にたたきつけられて壊れてしまったようだ。
倒木の反対側からも観察すると、クズが松の木に複雑にからんで見えにくいが、巣の本体らしきものが確認できた。
松の木に出入りするスズメバチが、この本体らしき巣に頻繁に出入りしていることから、これが巣の本体として駆除を進める。
スズメバチの巣の本体が見える(郡山市)
スズメバチの巣の本体(郡山市)
松の木にからむ大量のクズが邪魔をして、スズメバチの本体の巣をどの方向から攻めようかと悩ませる。
迷っている間にスズメバチが警戒し始まり、周りを飛び始める。
警戒し始まったスズメバチに背中を押されて、駆除を開始する。
クズの隙間からスズメバチの巣を目がけて殺虫剤をスプレーしながら巣にたどり着き、巣の中に殺虫剤を注入する。
スズメバチの巣は割れていたが、倒木してから数日の間にスズメバチたちは、巣の修復作業を進めていた。
割れた巣の外皮は使われず、スズメバチの巣の本体に新たな薄い外皮が作られていた。
その外皮に指で穴をあけて巣の中に殺虫剤をスプレーした。
スズメバチの本体の巣に殺虫剤をスプレー(郡山市)
殺虫剤をスプレー後のスズメバチの巣の本体(郡山市)
周囲を飛び回るスズメバチは粘着板で捕虫した。
松の木が折れる前は、幹に巣を作っていた。
地面にたたきつけられれて巣が割れてしまったが、巣の本体はバラバラに散らばることはなかった。
周辺で飛び回るスズメバチを粘着板で捕虫(郡山市)
スズメバチの巣の撤去作業(郡山市)
スズメバチの巣は、地面にたたきつけられたため、巣盤が斜めにずれて形がゆがみ、いびつになっている。
クズを巻き込んでスズメバチの巣が作られていたため、このクズを剪定ばさみで切り取って巣を運び出した。
巣跡の戻ってくるスズメバチも多いので、その対策をしっかり実施した。
スズメバチの巣がゆがみ、いびつ(郡山市)
駆除したスズメバチの巣(郡山市)
郡山市で法面にあった松の木が台風により折れ、その倒木が道をふさいでいる様子。
倒木した松の木には、雑草のクズが大量にからまってスズメバチの巣がよく見えない様子。
スズメバチが特定の隙間から出入りし、その隙間から奥をのぞき込むと巣の一部が見えている様子。
スズメバチの巣の本体を駆除・撤去する様子。
撤去したスズメバチの巣を観察している様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「郡山市でスズメバチ駆除- 台風による倒木が道路をふさぐ!その倒木にハチの巣が・・・」
スズメバチの巣が見えない場合は、慎重に行動しないと刺されてしまう。
キイロスズメバチのように巣に近づいただけでも敏感に反応するスズメバチでは、特に刺される危険性は高い。
巣が見えなければ巣に近づきすぎていることもわからず、気がついたときには警戒態勢になっていたスズメバチに襲われてしまうためだろう。
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スズメバチの専門家として「スズメバチの生態」を解説しています。