〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
2階の室内側のトイレ換気口から虫の黒い糞らしきものが落ちていたので、気になっていた。
2階の外壁のトイレ換気口のフードに蜂の巣があると隣の方が教えてくれた。
それで、黒い糞がハチの物だとわかり、壁に耳を当てるとハチたちの羽音も聞こえた。
怖くなって、トイレの中にハチが入って来ないように換気口をビニールでふさいだ。
そして、駆除を依頼したとのこと(2019年8月24日)。
現場に到着したときは、夜になっていた。
2階の外壁の換気口フードを懐中電灯で照らすと、そのフードの下に底抜けした波状の模様をしたスズメバチの巣が確認できた。
その巣の近くには、歩き回るスズメバチの姿も見えた。
スズメバチは、夜も活動するモンスズメバチ(Vespa crabro)だった。
室内のトイレの換気口はしっかりとビニールでふさがれていた。
室内から駆除すると、家の中にスズメバチが入られるので、1階の瓦屋根に上がって外から駆除することにした。
郡山市でスズメバチ駆除の現場
スズメバチの巣が換気口フードに(郡山市)
防護服を着用して2階の子供部屋の窓から1階の瓦屋根におり、巣が作られている外壁のトイレ換気口の近くまで行く。
モンスズメバチの巣は底が抜けた形をしている。
そのため、巣の底から殺虫剤を吹き込むと巣盤にも殺虫剤がかかることになる。
先ずは、殺虫剤を巣の底から上に向かってスプレーした。
すると、ガアーガアーという音と殺虫剤がかかったスズメバチたちがボトボトと下に落ちてきた。
フードの外に出ていた巣の外皮を取ると、換気口の奥の方まで巣を作っているのがわかった。
スズメバチの巣の下方から殺虫剤を注入(郡山市)
換気口フードのスズメバチの巣の外皮を除去(郡山市)
換気口の奥の方からガアーガアーというスズメバチたちの羽音が聞こえてきたので、再びその奥の方に向かって殺虫剤をスプレーした。
スプレーした殺虫剤が瓦屋根にしたたり落ちて、屋根の瓦が濡れ、ツルツルとなってしまった。
このように濡れた瓦は、滑るので慎重に作業を進めた。
換気口フードに換気口器具がネジ止めされているので、そのネジを ていねいに はずす。
換気口の器具をはずした時のスズメバチの巣(郡山市)
スズメバチの巣が換気口の奥の方まであった(郡山市)
瓦がツルツルして、滑りそうになるが、注意して作業を進める。
巣は換気口の かなり奥の方まで作っているようだった。
それらの巣を換気口に手を伸ばして1層1層づつ全て取り出す。
換気口のフードから はずしていた換気口器具を元通りに設置して駆除を完了した。
スズメバチの巣を換気口から全部取り出した(郡山市)
スズメバチの巣を撤去して換気口金具も設置(郡山市)
スズメバチの巣は4層になっていた。
巣の中からは、女王蜂も出てきた。
駆除したモンスズメバチたち(郡山市)
駆除したスズメバチの巣(郡山市)
2階の外壁にある換気口フードの外に出ているスズメバチの巣の外皮が見える様子。
瓦屋根の上で換気口に作られたスズメバチの巣をねらって殺虫剤をスプレーしている様子。
換気口からスズメバチの巣を1層1層づつ取り出している様子。
駆除した巣を観察している様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「郡山市でスズメバチ駆除- スズメバチ(Vespa crabro)の巣が2階のトイレの換気口の中に!」
換気口は、モンスズメバチやキイロスズメバチに巣を作られることが多い。
巣が見えないので、巣が大きくなってスズメバチの数が増え、飛び回るスズメバチに遭遇することが多くなってから気づくパターンが多い。
換気口にスズメバチが潜れないような目の細かいネットが貼ってあれば、換気口のスズメバチ侵入の防止対策として万全である。
一方、瓦屋根の上でスズメバチの駆除作業することは、とても危険である。
瓦屋根の瓦が濡れていると、ツルツルになって簡単に滑り落ちてしまう。
瓦屋根の上での作業は、滑り落ちないためにどうするかと最悪のことを考えて行動するようにしている。
そう考えずに甘くみていると、思ってもいなかった事故に発展することがある。
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