〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県郡山市で庭木に大きな蜂の巣があるので駆除してほしいとの駆除のご依頼があった。
庭のサカキの枝を取りに行ったときに、その隣にあったツバキに蜂の巣を見つけたとのこと。蜂の巣の大きさは直径20cmほどで、こんなに大きい蜂のなのに全く気づかなかったと。
そこで、「その大きさからすると明らかに過去のスズメバチの巣だから、巣の中にスズメバチがいない」「ご自分でも駆除できる」ことを電話で話した。
大きな巣の中からハチが出てきそうで怖いから見に来てくれと・・・。自宅から近い場所だったので、蜂の巣を見にゆくことにした。
郡山市で庭木にスズメバチの巣を発見
蜂の巣があるツバキは枝葉で密集していた。その枝葉に隠れるかのように反対側に蜂の巣があった。
直径15cm程のコガタスズメバチの小柄な巣だ。色つやからして去年の巣のようだった。
スズメバチの出入り口である巣穴は、ツバキの向こう側にあった。
向こう側に向かって出入りしていたであろうから、スズメバチが飛び回る様子に気づかなかったのだろう。
郡山市で庭木の昨年のスズメバチの巣
郡山市で撤去したスズメバチの巣
古いスズメバチの巣には、アシナガバチの女王蜂が越冬していることがある。そのことに気をつけて素手でコガタスズメバチの巣をツバキから切り離した。
長い棒でスズメバチの巣を叩いて落とすのが一番いい方法かもしれない。巣からアシナガバチの越冬していた女王蜂が出てきても対処できる。
解体するとコガタスズメバチの働き蜂の3匹の死骸が巣の中ら出てきた。また、育房室の中で20匹ほどの黒くミイラ化した幼虫も出てきた。
長い越冬を終えたスズメバチの女王蜂は、春になってゼロから巣作りを始める。だから、春に見つかる大きな蜂の巣は、過去の巣なのだ。
スズメバチやアシナガバチの巣は一年物なのである。一度使った巣を翌年の春になって再利用するということはないのだ。
まだ4月、ツバキにあった大きな巣は昨年の巣だ。春になって越冬を終えた女王蜂がゼロから巣作りを始めるのに、こんな大きな蜂の巣が活動していることはありえない。
「郡山市でスズメバチ駆除- 大きな蜂の巣が庭木に!まだ4月なのに?!」というタイトルでYouTubeで公開している。
春になると「大きな蜂の巣があるから駆除してください」という駆除のご依頼がときどききます。その時は以下のようなアドバイスをしている。
「蜂の巣の中は空っぽになっているから、ご自分でも駆除はできます」「蜂の巣は、放置してても再び利用されることはなく、風化して朽ち果ててゆくだけですよ」。
「たまにアシナガバチの女王蜂が蜂の巣の中で越冬していることがあります(まれにスズメバチも越冬していることがあります)」「蜂の巣の中に越冬しているハチがいたとしても、その数はかなり少ないです」「春になれば蜂の巣から出てゆきます」。
「そのことに注意して、少し離れた場所から長い棒で叩いてハチが出てこないかを確かめながら、蜂の巣を少しづつ落とせばご自分でもできますよ」「ご自分で蜂の巣の駆除・撤去の作業中に困ったことがあったら、いつでもお電話ください」「もし蜂の巣の駆除・撤去をご依頼するのであれば、駆除料金がかかります」と。
このようにお客様のお問い合わせに対応してきたためか、駆除・撤去のご依頼は、ほとんどなかった。この空っぽになった蜂の巣駆除を業者に頼めば、駆除料金が発生することになる。スズメバチやアシナガバチについて、ちょっとした知識があれば、駆除料金分だけ得することになる。
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