〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県郡山市で事務所として使おうと計画していた平屋建ての家に「蜂の巣がある」とご近所の方が教えてくれた。
「リフォームもしなきゃ」と久しぶりに訪ねてみると、スズメバチの巣があったのは、玄関の真上だった。
それも直径40cmほどの不定形の巨大なスズメバチの巣だ。
早急に駆除してほしいと依頼することに(2018年10月8日)。
郡山市でスズメバチ駆除の現場
郡山市でスズメバチの巨大な巣
現場に到着して玄関を見ると、簡単に雨にぬれてしまうほど巣の一部分が屋根から外にはみ出している不定形の巨大な巣があった。
その巣に群がるのは、恐ろしいほど興奮したキイロスズメバチだった。
巣の上にいるスズメバチたちが羽をばたつかせて威嚇しているような姿勢を取っている。
このキイロスズメバチの巨大な巣は、なんかおかしいと直観的に思った。
わざわざ雨にぬれてしまうような巣の作り方をキイロスズメバチがするのだろうかという疑問。
巣の上にいるスズメバチたちが、どうして羽をばたつかせて威嚇姿勢を取っているのだろうという疑問。
郡山市でスズメバチの巣に巣盤
郡山市でスズメバチの巣の外被を除去
郡山市で駆除したスズメバチの巣
玄関前に脚立を設置し、それに上って駆除することにした。
先ずは、屋根からはみ出ている巣の中と軒裏にも届くように巣の底部からと2方向に殺虫剤をスプレーした。
巣の中にいるスズメバチは殺虫剤がかかると悶える羽音が聞こえてくるはずだが、手ごたえが少ない。
むしろ、見えてる巣の奥にある軒裏の方から悶える羽音が聞こえてきた。
屋根から外にはみ出ている巣を撤去したら、幼虫が入っている巣盤が少しだけあったが、ほとんどは巣盤もない外被だけからできた巣だった。
屋根のハフと屋根に挟まれた狭い隙間から軒裏に手を挿入すると、幼虫が入った巣盤が取れた。
さらに、軒裏を覗き込むと軒裏の奥の方まで巣が広がっていることがわかった。
この巣の本体は、屋根のハフで仕切られた軒裏に作られていたのだ。
家のどこも壊さずに駆除するため、巣をできるだけ手で取り出し、どうしても残ってしまう巣は殺虫剤で処理した。
取り出した巣は、バラバラ状態になってしまった。
スズメバチたちが、巣の上で羽をばたつかせて威嚇姿勢していた原因もわかった。
それは、駆除中にオオスズメバチの姿を見つけたことでわかった。
この巣は、オオスズメバチから襲撃されて、キイロスズメバチたちが抵抗していた最中だったのだ。
新しい女王蜂たちを育てなければならない10月上旬の時期の餌不足を補うため、オオスズメバチはキイロスズメバチの巣を襲い、その中にいる幼虫やサナギを狙っていたのだ。
玄関の真上に屋根からはみ出している不思議な巨大なキイロスズメバチの巣。
巣の本体は、屋根からはみ出した巣ではなく、その裏にある軒裏の奥の方にあった。
「郡山市でスズメバチ駆除- 危険!玄関の真上に不思議な巨大な蜂の巣!」というタイトルでYouTubeで公開している。
キイロスズメバチの巣は、秋になると巨大になるが、その巣の中には幼虫やサナギもなくスカスカであることもしばしばである。
その不思議な巨大な巣の形状は、人を威嚇したり怖がらせるのには十分な効果がある。
巣の上にいたキイロスズメバチたちは、一斉に羽をブルブル震わせる威嚇の姿勢を取っていた。
当初は、わたしに威嚇しているのか、わたしがそんなに怖いのかと思っていた。
勘違いも甚だしく、そのキイロスズメバチが威嚇をしていた相手は、オオスズメバチだった。
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