〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
郡山市で何気なく玄関を見たら、天井に見慣れない野球ボール状の蜂の巣が目に入ってきた。
そこにスズメバチたちが忙しそうに出入りしている。
そこで初めて玄関の天井にスズメバチたちが巣を作りを始めていたことに気づいたとのこと。
いきなり多数のスズメバチが来て巣作り始めるのは、キイロスズメバチの引っ越しだろうとお伝えした。
そして、直ちに現場へ駆除に向かう(2018年7月6日)。
キイロスズメバチには引っ越しする習性がある。
スズメバチの引っ越しについては「キイロスズメバチの引っ越し」を参照のこと。
玄関の天井にある蜂の巣を見ると、1週間前くらいに作られ始めたようなキイロスズメバチの引っ越し巣だった。
蜂の巣がボール状まで大きくなって、スズメバチたちも飛び回っていたのでスズメバチの巣に気づくことができたようだ。
引っ越し巣を駆除するのは簡単だが、駆除しても巣を再び作られることがある。
越冬を終えた女王蜂が作り始めた引っ越し前の巣(母巣)を駆除しないと何度でも引っ越し巣を作られる可能性がある。
そこで、引っ越し前の巣(母巣)を探し出すことにする。
玄関の引っ越し巣でのスズメバチは、家の裏の方と行き来していることが多いとのこと。
郡山市でスズメバチ駆除の現場
スズメバチが玄関の天井に引っ越してきた(郡山市)
家の裏の方を見渡すと、そこには土手があって、いかにも引っ越し前の巣(母巣)がありそうな場所だ。
土手に上がって、しばらくジッーと土手を観察していると、キイロスズメバチが飛んできて目の前を通って行った。
その行き先には、土留めとして使っている2本の丸太があった。
その並べられた2本の丸太の接点に隙間があって、その隙間にスズメバチがスーッと入ってゆく。
さらに観察を続けると、その隙間からスズメバチたちが出たり入ったりしている。
そこに引っ越し前の巣(母巣)があると確信した。
玄関の引っ越し巣から家の裏にあった土留めの丸太にある引っ越し前の巣(母巣)まで直線距離にすると30mほどだった。
郡山市でスズメバチ駆除の現場
スズメバチの引っ越し前の巣(母巣)を発見(郡山市)
先ずは玄関の天井に作られたスズメバチの引っ越し巣から駆除する。
引っ越し巣を駆除後、撤去した巣内から女王蜂も出てきた。
引っ越し巣で産卵は開始しされており、巣は卵で満室になっていた。
卵からふ化した幼虫は、まだいなかった。
卵から幼虫が孵化するまで約1週間かかることから巣作りを始まったのは1週間以内であることが分かる。
玄関天井の駆除したスズメバチの引っ越し巣(郡山市)
玄関天井のスズメバチの引っ越し巣の女王蜂(郡山市)
次に引っ越し前の巣(母巣)を駆除する。
土手の土留めとして並べられた2本の丸太の接点の隙間をバールでこじあけてみた。
すると片方の丸太の芯部分が空洞になっていて、その奥の方に引っ越し前の巣(母巣)があった。
丸太の空洞の奥にあって窮屈そうな母巣は、2層になっていた。
このまま母巣を放置したら、次々に羽化して成虫になった働き蜂たちによって再び巣を作られたかもしれない。
土手の土留め丸太の中にスズメバチの母巣(郡山市)
丸太の中から取り出したスズメバチの母巣(郡山市)
玄関の天井に作られたキイロスズメバチの引っ越し巣の様子。
家の裏にある土手の土留めの丸太に作られた母巣の様子。
引っ越し巣と母巣までの距離を歩いて確かめた様子。
引っ越し巣と母巣を駆除する様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「スズメバチ駆除 in 郡山市- スズメバチが玄関の天井に引っ越してきた! 母巣はどこだ・・・」
キイロスズメバチが引っ越したばかりの時期は、スズメバチ駆除は特に難しい。
引っ越し巣を駆除・撤去することは極めて簡単にできる。
しかし、引っ越し前の巣(母巣)には、これから羽化して出てくるスズメバチが数十匹~数百匹ほどいる。
それらが母巣で羽化するごとに「私の巣はどこにある」とさまよい、集団で新たに再び巣を作り始めることがある。
そのため、この時期のキイロスズメバチの母巣は放置できない。
この事例では、キイロスズメバチの母巣を見つけ出したが、それを見つけ出すには経験が必要となる。
引っ越しが始まったばかりのキイロスズメバチの巣を駆除しても、母巣も駆除しなければキイロスズメバチの駆除は終わらないことが多い!
お電話でのお問合せ・ご相談
お電話およびフォームでのハチ・スズメバチに関するお問合せやご相談は年中無休で24時間 ルイワン代表の大類が受け付け・対応しております。いつでもご連絡ください。