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北塩原村にある美術館から「庭にある池の石垣の除草作業中、スズメバチに刺されてしまった」
「緊急にスズメバチを駆除してもらいたい」とのこと。直ちに現場に急行した(2017年7月29日)。
スズメバチに刺されたという石垣の現場を案内してもらった。
先ずはスズメバチの出入りする場所があるはずだと雑草がからみあう石垣の隙間周辺を探します。すると、キイロスズメバチが雑草で覆われた石垣の隙間に出入りする場所を見つけた。
雑草がからまりあって石垣の隙間がよく見えない。でも、間違いなくこのあたりの石垣の隙間にキイロスズメバチの巣があると確信した。
北塩原村でスズメバチ駆除の現場
北塩原村でスズメバチ駆除の現場
スズメバチの巣を探すために からみあう雑草をガサガサといじっていれば、そのことが巣を刺激して、スズメバチたちは次々に襲ってくる。
どうせならば、殺虫剤をスプレーしながら雑草をかき分けて巣を探したほうが得策と判断。そこで、スプレーを噴射。
スプレーにあたったスズメバチたちが苦しくて外に出てきます。そこをたどってゆくと簡単に石垣の隙間にスズメバチの巣が見つかった。
からみあう雑草をかき分け、狭い石垣の隙間から蜂の巣を取り出すのは、ちょっと手こずったが、何とか取り出した。
駆除したキイロスズメバチの巣は、こぶしくらいの大きさで、巣盤は一層だった。女王蜂もしっかり駆除できた。
このキイロスズメバチの巣は越冬を終えた女王蜂が作り始めた巣、つまり「母巣」だ。
北塩原村で石垣の隙間に作ったスズメバチの巣
北塩原村で駆除したスズメバチの巣
スズメバチに刺された現場で蜂の巣がある場所をある程度特定するためスズメバチの出入りを観察、殺虫剤をスプレーしながら蜂の巣を探し出す姿、蜂の巣の撤去作業、駆除したスズメバチの巣などを動画で紹介する。
「スズメバチ駆除 in 北塩原村- 緊急スズメバチ駆除!生垣の除草作業をしていたら刺された!」
越冬を終えたキイロスズメバチの女王蜂は、石垣の隙間などの狭い場所に母巣を作ることが多い。
7月下旬ともなると、キイロスズメバチの母巣は、女王蜂が単独で育ててきた働き蜂たちも、たくさん羽化してきて巣も大きくなっている。もうしばらくしたら、このキイロスズメバチたちは軒下などへの引っ越しを始めただろう。
除草作業中にスズメバチに刺される事例は、後を絶たない。それは、除草作業をしている雑草を通して、その奥にある見えていない蜂の巣を刺激することから起こる。
「石垣の隙間にもスズメバチが巣を作ることがある」と肝に銘じて、除草作業等をする必要がある。
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スズメバチの専門家として「スズメバチの生態」を解説しています。