〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
平田村で床下の通気口からスズメバチが出入りしている。近くに幼稚園や小学校もあるので早急に駆除してほしいと。
6月の上旬なので、まだ羽化した働き蜂がいないのだろうか?きわどい時期なので、成虫は女王蜂だけだったら駆除が容易だなぁと少し期待しながら現場に向かう(2018年6月6日)。
残念ながら期待は外れ、成虫は女王蜂だけではなかった。床下の通気口から出入りしていたスズメバチはキイロスズメバチの働き蜂だった。
今年の春は寒かったこともあり、スズメバチの生育は遅れているだろうと予想していた。ところが、その予想がはずれて通気口から出てきたキイロスズメバチは女王蜂ではなく、身体が小さい働き蜂だった。
4月下旬くらいに通気口から女王蜂が床下に出入りして、単独で巣を作り始めたようだ。それが6月上旬になって働き蜂が羽化して成虫として活動が始まったばかりといったところだろうか。難しい駆除になることを覚悟する。
たまに大きなスズメバチも出入りしていたとのこと。それは女王蜂だろう。
通気口から出入りする働き蜂は、少なくとも2匹いた。通気口の近くで観察していると、巣に戻ってきた働き蜂が威嚇してきた。
通気口になかなか入らず、超スピードで通気口付近で飛び回るという威嚇行動をとった。いかにも暴れん坊のキイロスズメバチらしい行動だ。
平田村でスズメバチ駆除の現場
平田村でスズメバチ駆除の現場
先ずは、床下の通気口から床下を覗き込み、どこに蜂の巣があるかを見た。いろんな角度から肉眼で確認したが蜂の巣が見つけられない。
それではと、マイクロスコープを使ったが、それでも蜂の巣が見つけられなかった。蜂の巣が小さすぎて見つけにくいのだ。
通気口から出入りして床下に作った巣でも大きくなってくると蜂の巣を見つけやすくなる。それは、スズメバチの出入りが激しくなるので、スズメバチが床下に潜ってゆく先を追いかけやすくなるし、蜂の巣が大きいほど目に付くからである。
平田村で通気口を出入りするスズメバチ
平田村でマイクロスコープで床下を探すが、巣は未発見
床下に潜り込める場所があるというので、その場所を確認したが、そこから床下に潜り込めなかった。
建物を壊し始めると、蜂の巣を発見するまで、あちらこちらと壊し続けなければならなくなるかもしれない。そう思うと怖くて下手に建物を壊せない。
「こんな時こそ、新しい駆除の技術を考えるチャンスだと思え!」と自分に言い聞かせながら建物を壊さずに駆除する様々な方法を考えた。とにかくやってみるしかないと、考えついた方法を組み合わせて施工した。
この時の施工で駆除がうまくできているかを確認するために、何度も現場に行った。駆除は成功していた。
当初のアイデアを組み合わせた施工方法で、スズメバチが床下の通気口を出入りすることはなかった。
平田村で床下の通気口から出入りするキイロスズメバチの働き蜂の様子を動画で紹介する。
「平田村でスズメバチ駆除- スズメバチが床下の通気口から出入りする6月上旬!」
床下に作ったスズメバチの駆除は、難しいことが多い。
床下に潜れる場所が家の中にあれば、そこから潜ってスズメバチの巣に近づき駆除ができる。
ところが、床下に潜れる構造になっていない家も多い。そんな場合が床下の蜂の巣駆除の難易度をグーンと上げてしまうのだ。
通気口や床下を壊すという方法もある。ところが、建物を壊し始めると、蜂の巣を発見するまで壊し続けるかもというリスクがある。
床下のスズメバチの巣を駆除する簡易な方法の開発が求められている。ここで行った駆除の経験は、今後の駆除に大きく生きてくるだろう。
「難しい駆除に直面した時こそ、新しい駆除の技術を考えるチャンスだと思え!」と自分に言い聞かせてゆこうと思う。
お電話でのお問合せ・ご相談
お電話およびフォームでのハチ・スズメバチに関するお問合せやご相談は年中無休で24時間 ルイワン代表の大類が受け付け・対応しております。いつでもご連絡ください。