〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島市で寺院本堂の庭にあるツツジからスズメバチが1か月前から出入りしていた。
これまでに殺虫剤を1本づつ2回にわたってかけたのに、いまだにスズメバチが頻繁に蜂の巣に出入りする。
来週から お彼岸に入るので、すぐに駆除してほしいとのこと。
駆除を依頼された翌日に現場に向かう(2019年9月12日)。
スズメバチは、暴れん坊のキイロスズメバチだった。
ツツジのような枝がこみいった庭木にキイロスズメバチは巣を作ることが多い。
キイロスズメバチの巣は、ツツジのたくさんの枝を巣の一部としていたので、巣の撤去で苦労しそうだった。
巣に出入りするために、ツツジの頂上部がスズメバチによって上手にカットされ、スズメバチはスムースに出入りする。
スズメバチの巣は、まるでツツジの枝のジャングルの中にあるようだった。
蜂の巣がむき出しになっているツツジの頂上部から蜂の巣の巣穴をねらって殺虫剤をかけることができると判断して準備を進めた。
駆除は、蜂の巣がむき出しになっているツツジの頂上部から巣穴をねらって殺虫剤をスプレーする。
スズメバチの巣の中が静かになったところで、巣を撤去するため、巣に巻き込まれている枝を剪定する。
ところが、ツツジのたくさんの枝を巻き込んでいるので、巣の撤去がうまく進まない。
ジャングルのようになっているツツジの枝から巣を取り出すのに、予想通り時間がかかった。
撤去作業をしている間にも外出から戻ってきたスズメバチが攻撃に加わる。
殺虫剤を2本分をかけてなかったら、この蜂の巣は ものすごい状況になっているだろうなと思いながら蜂の巣を取り出した。
巣の撤去後の巣跡にスズメバチがたくさん戻ってきている。
そのため、巣跡に戻ってくるスズメバチ対策は、独自の方法で施工した。
駆除したスズメバチの巣を解体して観察した。
スズメバチの巣は5層になっていた。
これまでに2本分の殺虫剤がかかっているとは思えないような巣の中身だった。
なんと白いまゆをかぶった蛹がたくさんいた。
1か月前にスズメバチの出入りに気づき、これまでに2本分の殺虫剤をかけていても、ツツジの頂上部からスズメバチが頻繁に出入りする様子。
ツツジの枝がジャングルのようになっていて、その枝をとりこんで巣が作られている様子。
ツツジの頂上部から巣穴をめがけて、殺虫剤をスプレーしている様子。
巣の中がおとなしくなったところで、巣を取りだすために剪定するが、巣に取り込んでいるツツジの枝が多く苦労している様子。
駆除した巣を解体して観察している様子。
これら一連の様子を動画で紹介する。
「福島市でスズメバチ駆除- 殺虫剤2本もかけたのに!スズメバチ(Vespa simillima)がツツジから出入り!」
1か月以内に殺虫剤を2本分かけられても、復帰して巣を出入りするキイロスズメバチに強靭な生命力を感じる。
さらに、驚いたことに巣を解体すると真っ白い蛹がたくさん出てきた。
スズメバチの駆除は、巣穴から巣の中にどれだけの殺虫剤量が注入・拡散されたかにかかっている。
あてずっぽうで、ツツジの中にあるスズメバチの巣に殺虫剤をかけても、ほとんど巣の中に殺虫剤が入っていないこともありえる。
庭木などの樹内にあるスズメバチの巣駆除は、防護服を着て確実に巣穴から巣の中に殺虫剤を注入しないと、中途半端な駆除になってしまう可能性が大きい。
この現場のスズメバチの巣が2本分の殺虫剤をかけても復帰していたことは、殺虫剤を確実に巣内に届けることができなかったことと、キイロスズメバチの強靭な生命力が関わっていたのだろう。
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