〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原字境田50-2
福島県福島市にあるアパートで風呂場の換気扇が回っていても、風呂場の床がカラカラにならず、湿気が抜けない。換気が悪いので風呂場は、生くさい匂いまで漂う。
風呂場の換気扇を止めて、音を聞いたら風洞から音が聞こえてきた。そこで、外に出て換気口を見ると、そこにスズメバチが たまに出入りしていた。
「風呂場の換気扇を止めてみると羽音が聞こえてくるので見てもらいたい」と、ハチ駆除のご依頼をされた。
お客様の仕事が休みとなる日曜日(2018年9月9日)に駆除することになった。
風呂場の換気口に巣を作るスズメバチは、キイロスズメバチが圧倒的に多い。この場合もキイロスズメバチだろうと推測していた。ところが、その推測は、はずれた。
現場で換気口に出入りするのを観察することから始めたところ、出入りしていたのはヒメスズメバチだった。
お尻の末端が黒い特徴があるヒメスズメバチだ!他のスズメバチとくらべると、身体は大きいが、おとなしい性格だ。
閉鎖的な場所に巣を作ることが多く、巣は大きくなく、こじんまりとしている。そのヒメスズメバチが換気扇を出入りする様子は、パラリパラリ程度であった。
ヒメスズメバチは、巣の規模が小さくて働き蜂の数も少なく、そのため巣へのスズメバチの出入りはパラリパラリの頻度となる。
外から換気口の中をのぞきこんでも風洞の中に巣を見つけられない。そうなれば風呂場の中から巣を撤去するしかないと判断。
先ずは、換気口から風洞の奥にあるであろう巣の中に殺虫剤が確実に届くように工夫してスプレーする。風呂場の中での作業中にスズメバチが飛び出してきたら危ないからだ。
次に、風呂場の中から天井にある換気扇を慎重に分解してゆく。分解してゆくと風洞と換気扇の間にある弁の部分にヒメスズメバチの巣が見えた。
巣の向こう側から、巣に戻ったヒメスズメバチのブーンという羽音が聞こえてくる。巣に殺虫剤をスプレー後、巣の撤去を開始する。巣は、まるで風洞に栓をするかのように作られていた。
続いて、巣の撤去作業を開始する。思ったよりも大きな巣が出てきてビックリする。巣の形状が奥の方まで伸びて細長くなっていたのだ。
巣跡に外出から戻ってくるスズメバチは独自の方法で対策をした。
巣は一層だけであったが、直径12cmくらいで、長さは25cmほどの細長い巣だった。
換気口を出入りするヒメスズメバチだが、換気口から中をのぞきこんでも風洞には巣が見つからない。
風呂場の中から換気扇を分解してゆくと、風洞に栓をしているかのようなヒメスズメバチの巣が出てきた。
その巣の撤去をすると、予想外の形状をした長さ25cmほどの細長いヒメスズメバチが出てきた。
「福島市でスズメバチ駆除- 風呂場の換気扇を止めると羽音が聞こえる!」というタイトルでYouTubeで公開している。
風呂場の換気口にスズメバチが潜り込んで巣を作っているという駆除依頼は意外と多い。換気扇が回っていても風呂場の湿気が抜けないことがあったら、その原因はスズメバチが巣を作っているかもしれない。
それを確かめる簡単な方法は、①換気扇を止めると風洞からブーンという音が聞こえてくることはないか②外の換気口を出入りするスズメバチはいないだろうかである。
風呂場の換気口の中に巣を作るスズメバチは、キイロスズメバチであることが最も多く、次いでモンスズメバチと続く。
今回は、まさかの予想外のヒメスズメバチであった。
ヒメスズメバチは、閉鎖的な場所に巣を作るというのが定番の習性だから十分にあり得ることなのだが・・・
ハチ駆除は、勝手に作った想定を裏切ることがあるから面白いのかもしれない。
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